꒷꒦꒷꒦꒷꒦꒷꒦꒷꒦꒷
『……』
隣の病室の少女とまたトイレであった。
2人共虚ろな目で知らない人のフリをする。
だって、こんな状況で言ったって悪化するだけなのだから。
『…久しぶり、』
それだけ掛けた。
「ぅ、うん…」
ぎこちない会話がトイレ内に広がる。
『じゃ、じゃあね……』
「ま、またね…」
お互い目は合わせずに、
別れを告げるとトイレのドアがあかないことに気づく。
『……あ、あれッ?ドアが、あかな…』
ガチャガチャとドアノブを回しても
開く様子は微塵もない。
どうしよう、この状況はまずい……
そんな事を思って焦っていると少女は口角を少しあげる。
「……ふふ、ごめんね」
謝る気のないような言葉を述べながら
私に近寄ってくる。
『や、やめてッ……!』
『来ないでッ!ごめんなさい、ごめんなさ…!』
少女は私の耳元に囁く。
「ーーーーーーーー」
『ッ、……!!』
深い絶望に突き落とされた後、
視界がクラクラっと歪む。
歪んでドロドロにぬかるんだ快楽。
少しの達成感、快楽感に溺れながら膝から崩れ落ちた。
『あはッ、あははッ……、』
そうか、私は…
少女は歪んだ笑顔で笑うとドアを鍵で開けて
スタスタと歩いていった。
取り残された私は、もう何の感情も無かった。
17日目
やっぱり、絵名の様子がおかしい。
会話も貧しくなり表情はずーっと無で。
何か、あったんだよな…?
正直に言って欲しいが無理にとはなぁ……
はぁ、もうどうしたらいいんだよ…
彰人
コメント
3件
彰人〜頑張ってくれ〜!!
なんて言ったんだ…? もしかして昨日の瑞希の日記の…??