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るーなね
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#緑谷ヴィラン化
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第四話「笑顔の裏の異変」
その夜。
寮の自室。
緑谷はベッドに腰を下ろし、昼間にもらった薬を見つめていた。
「……みんなに心配かけちゃったな。」
昼間、みんなに「頼っていい」と言われた言葉が頭の中で何度もよみがえる。
少しだけ心が軽くなった。
……はずだった。
「っ……。」
突然、胸の奥に鋭い痛みが走る。
息が詰まり、視界が揺れた。
「はぁ……っ、はぁ……。」
壁に手をつき、呼吸を整えようとする。
(大丈夫……少し休めば。)
そう思って立ち上がろうとした瞬間、足に力が入らず、その場に座り込んでしまった。
一方、廊下では。
「デクの様子、見に行くか。」
珍しく爆豪がそう言った。
切島と轟も頷く。
「今日は無理してないか心配だしな。」
三人は緑谷の部屋へ向かった。
コンコン。
「おい、デク。」
返事がない。
「寝てるのか?」
もう一度ノックする。
それでも返事はない。
すると――
ドン。
部屋の中から、何かが倒れる音がした。
「!」
爆豪の表情が変わる。
「デク!」
勢いよくドアを開ける。
そこにいたのは、床に倒れ込んだ緑谷だった。
苦しそうに胸を押さえ、呼吸を繰り返している。
「緑谷!」
轟が駆け寄る。
「しっかりしろ!」
緑谷はかすかに目を開けた。
「……ご、ごめん。」
また謝ろうとする。
「謝るな!」
爆豪が思わず叫ぶ。
「今はしゃべるな!」
切島はすぐに相澤へ連絡を入れた。
数分後、相澤とリカバリーガールが到着する。
診察を始めたリカバリーガールの表情は、みるみる険しくなっていく。
「これは……。」
相澤が尋ねる。
「どうした。」
リカバリーガールは静かに答えた。
「体の疲労だけじゃない。」
「精神的な緊張状態が、ずっと続いていたんだ。」
「”我慢する”ことが癖になりすぎて、自分でも限界を感じ取れなくなっている。」
その言葉に、その場にいた全員が息をのんだ。
「つまり……。」
「本人は『まだ大丈夫』と思っていても、体はもう限界を超えている。」
「このままでは、本当に命に関わることもある。」
部屋は静まり返る。
爆豪は床に座る緑谷を見つめ、拳を強く握った。
「……もう一人で我慢すんな。」
その声は、これまでになく静かで、真剣だった。
緑谷は目を閉じ、小さくうなずく。
「……うん。」
しかし、その返事はかすれていて、とても弱々しかった。
リカバリーガールは静かに言う。
「今夜は経過を見なければならないね。」
「誰か一人、付き添ってあげなさい。」
その言葉に、1-Aのみんなが一斉に前へ出た。
「俺が残る。」
「私も!」
「俺も付き添う。」
誰一人、「面倒だ」と思う者はいなかった。
緑谷はそんな仲間たちを見て、胸が熱くなる。
今まで一人で抱え込んできたものを、少しだけ預けてもいいのかもしれない。
そう思えた、そのときだった。
ピピッ――。
リカバリーガールの医療機器が突然、警告音を鳴らした。
「……!」
表示された数値を見た彼女の表情が一変する。
「すぐに医療設備のある病院へ!」
緑谷の容体は、誰も予想していなかったほど急激に悪化し始めていた――。
続く。
コメント
1件
第4話読み終わったよ〜!!😭💦 緑谷くん、やっぱり無理してたんだね…「まだ大丈夫」って思ってるうちに体が悲鳴あげちゃうの、リアルすぎて胸が痛いよ…。 爆豪が珍しく「デクの様子見に行くか」って言い出したのが個人的にグッときた!あと、リカバリーガールの「我慢が癖になって限界を感じ取れなくなってる」って台詞がめっちゃ刺さった…。 ラストの医療機器の警告音で終わるのずるすぎる〜!!続きが気になりすぎます!早く緑谷くんが仲間の支えを受け入れられますように…🥺💕 たさん、胸を掴まれる展開ありがとうございます!次話も楽しみにしてますね🌸