テラーノベル
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🌂夢 続き
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次に目覚めるとそこは 見た事もない場所,
いや,既視感のある 場所だった .
外からはまだ銃声と悲鳴,複数の救急車,
パトカーのサイレンが鳴り響いていた.
🌸はいち早くその部屋から 出ようとしたが,
手足からカチャカチャと言う音がした.
「…っ」
手足は鎖で拘束されていて,少しでも動くと
音が鳴っていた.
そして🌸はそこで思い出した.
既視感のある場所___
二年前のマフィアの アジトに似ていた.
さらに拷問部屋に近かった.
2年前の時拷問担当の 仕事仲間が
今🌸が拘束されている部屋と
かなり 似ている場所で 拷問していた .
(まさか私今から……,)
拷問,と言っても何の情報を 吐かせるのか
予想が出来なかった.
数分後,あの時の男が部屋の扉を開けた.
🌸の様子を見下ろして言った.
「お前マフィア経験あるから今から拷問て
言うことは分かてるはずね.」
そう言い ,また続けた.
「会場でやる事あるね.手短に終わらせるよ.」
そう言って近くの棚にかけられていた
紅い傘を取り出した.
そのまま傘を持つ手を振り上げた.
ただ手は上がったまま時が
止まったかのように動かなかった.
「…お前何見てるか.」
🌸はハッとして男に視線を戻した.
「いや……あそこの品凄いなーって…??」
🌸が見ている先には出されていた多くの競売品があった.
ただそれを聞いて男は「変なやつね.」としか
言わなかった.
🌸の発言に興味をなくしたのか
「帰るね.」と言い出した.
「え…私は?」
「お前のことなんか知らないね.」
見逃して貰えたのか、
これもまた何かの罠なのか。
口元まで服で覆っている
彼の思考を読み取ることはとても難しかった.
男は🌸のことを見つめ言った.
「お前.」
「はい?」
「ワタシの心読み取ろうとしたか.」
勘がすごく良くて🌸は驚いたが咄嗟に
「…いいえ.」と言ってしまった.
「は,せかく見逃してやろう思たのに。」
そう言われ,ぐんと詰められた距離に
今度こそお終いだと思い, 目を瞑った.
__________________________ちゅっ .
「…え?」
感じたのは少しだけ冷たい人肌の温度.
「はは,阿呆面ね.」
「え,あのっ…」
「目が覚めたら悪い夢だとでも思うね.」
そう言った.
その言葉を最後に,記憶が途切れた.
最後に彼の名前くらい聞きたかったな,
と思いながら.
次に意識を取り戻した🌸は,
機械に繋がれていた.
規則正しく音を踏む機械に何だか
心地が良かった.ただ,それも束の間だった.
「死に損ねたか.」
突然,聞き覚えのある声がした.
視線を向ければ,🌸の自宅だったのに.
どうやって入ったのかは分からないが,
窓の縁に腰をかける男がいた.
「悪運の悪いやつ.」
「あな…た……は…? 」
声がとてもじゃないほど出にくかった.
「寝起きで喋る,良くないね.」
「心配して…?」
「は,誰が.目障りなだけよ.」
口元は見えないのに,目でわかった.
少しだけ笑っている気がして.
コツコツと靴を鳴らす彼に,
思わず微笑みが漏れた.
「ふふ…」
「イカれたか .」
「名前.」
「は?」
「名前,教えて欲しいな」
「名前…ね。 .好きに呼べばいいね」
「名前なんかないね.」
嘘だとわかった.
だって,嘘をついているとは思えないほど
郎らかに笑うんだもの.
「私、”🌸”.」
「覚えるとでも思たか.」
「覚えてくれたら嬉しいなー?」
「…お花畑ね.」
なんて笑おうとしたとき,
急に廊下から走るような足音が聞こえた.
🌸は反射的に扉の方を向くも,
次に視線を戻した時にはもう彼の姿は無かった .
終了です‼️
続きすぐ描きます〜✍
見てくれてありがとうございます🙏🏻🧑🏻🦲
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