家に着くと、
リビングのテーブルには既に夜ご飯の料理が並べてあった。
「学校どうだった?」
そう言いながら私の前の席に座るお母さん。
「いい感じ」
「もっと具体的に教えてよ~」
私の家のお母さんはあまり怒らない。
昔、友達に『うちのお母さんと違って優しくていいな~』と言われたことがある。
それだからか私はお母さんが
友達のように見える。
「私ね、写真部に入った」
「あら、そうなの?」
「じゃあ明日、カメラでも買いに行きましょ!」
手をパチンと合わせながら私にそう言った。
「うん」
夜ご飯を食べ終わり、
お母さんはお皿を洗いながら私に言った。
「そういえば、好きな人はできた?」
「まだ学校初日だよ?」
「まぁそうだけどさ~」
「….まぁ、気になる人は出来たかな」
「へ~…頑張りなよ!」
「分かってるって」
本当に、お母さんと話している時は楽しい。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!