テラーノベル
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どーぞー
〇〇が眠ってから、しばらく時間が経った。
外はもう暗くなっている。
部屋の電気は少し暗めで、静かな夜になっていた。
ベッドの横には翔太。
椅子に座ったまま、〇〇の手を握っている。
冷たいタオルを何度も替えながら、ずっと様子を見ていた。
〇〇の呼吸はまだ少し荒い。
💙「……まだ熱高いな」
小さくつぶやく。
その時――
〇〇の眉が少し苦しそうに動く。
〇〇「……ん……」
翔太がすぐ顔を上げる。
💙「〇〇?」
〇〇は目を閉じたまま。
体が少し震えている。
〇〇「……やだ……」
かすれた声。
💙「……大丈夫だ」
翔太は手を軽く握り直す。
でも〇〇は苦しそうに首を振る。
〇〇「……やだ……」
〇〇「……しょっぴー……」
翔太の表情が変わる。
💙「ここいる」
💙「ここいるから」
〇〇の手をしっかり握る。
すると〇〇は、必死に何かを探すみたいに手を動かす。
翔太の手に触れた瞬間――
〇〇「……しょっぴー……いかないで……」
小さな声。
💙「行かねぇよ」
即答だった。
翔太はベッドの横から少し身を乗り出して、〇〇の頭を軽く撫でる。
💙「大丈夫」
💙「ここにいる」
〇〇の呼吸が少し落ち着く。
それでも、手は離さない。
翔太の指をぎゅっと掴んだまま。
その様子を、部屋のドアのところでメンバーが見ていた。
💜「……完全に安心材料だな翔太」
💗「離れたら起きそうやな」
💛「熱下がるまで付きっきりだな」
🖤「まぁ翔太も離れる気なさそうだけど」
翔太は聞こえてるのに、何も言わない。
ただ〇〇の頭をゆっくり撫でていた。
その時――
ブルルルル…
翔太のスマホが震える。
翔太が画面を見る。
そして眉が少し動く。
画面には――
〇〇の父親
💙「……」
後ろのめめが小さく言う。
🖤「父親?」
翔太は一度〇〇を見る。
💙「うん」
まだ眠っている。
でも手は離さない。
翔太は小さく息を吐いて、電話に出る。
💙「……もしもし」
相手の声は低かった。
「……俺だ」
💙「分かってます」
少し沈黙。
そして父親が言う。
「〇〇はどうしてる」
翔太は一瞬迷う。
そして正直に言う。
💙「熱出して寝てます」
電話の向こうが静かになる。
「……熱?」
💙「39度」
💙「昼のことがあって」
💙「多分ストレスです」
数秒、何も聞こえない。
父親の声が少し低くなる。
「……そうか」
翔太は続ける。
💙「今は寝てます」
💙「うなされてるけど」
また沈黙。
父親が小さく言う。
「……あいつ」
「小さい頃から熱出すと、ああなる」
翔太の目が少し動く。
父親は続ける。
「夜中に起きて泣く」
「母親呼ぶ」
翔太は何も言わない。
父親がさらに言う。
「……もし」
一瞬止まる。
「もし起きたら」
「水飲ませろ」
「あと背中さすってやれ」
「それで落ち着く」
電話の向こうはそれだけ言った。
翔太は少し驚く。
💙「……分かりました」
父親は最後に言う。
「……また連絡する」
そして電話が切れる。
部屋が静かになる。
💜「なんて?」
翔太はスマホを見ながら言う。
💙「……熱出すと泣くって」
💗「あぁ…」
💛「やっぱ知ってるんだな」
翔太は〇〇を見る。
小さな体で、まだ苦しそうに寝ている。
そして、さっき父親に言われた通り――
そっと背中を撫でる。
すると。
〇〇の呼吸が少しだけ落ち着いた。
💙「……ほんとだ」
小さくつぶやいた。
はい!
続き待っててね〜
コメント
4件
わぁぁっぁぁっぁぁぁ最高!!!!!! 天才すぎる!!!!!!!!
すーちゃんって天才だよね