コメント
1件
続きはよ!!!!
※この小説に戦争や国家を侮辱する意図はありません。
※題名の名前は何も関係や意味はありません。制作主が勝手につけただけです。
※それでもいい方は進んでください
らるらりあ。
ベラロシ
兄さん…元気にしてるかな?
ふと、そう思った。
あの綺麗な瞼や。
あの愛おしい笑顔。
全てが愛おしいし、何よりも綺麗。そしてかっこいい。
兄さんは全てを持って居る。
誰も、兄さんに叶うものなんて居ない。
そう。私にとって兄さんは神のような存在。
誰よりも頼れて、誰よりも優しくて、誰よりも素敵。そんな、すごい”国”。
そんな私は、兄さんの妹で。
兄さんが兄さんなだけで、誉められる。
でも、私はそれを求めてない。
兄さんが誉められる事こそ、私の幸せなのだ。
そう…あの時のように…♡
“ロシアさん凄いですね!”
“頑張ってください!応援してます!”
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ふと、そんな言葉が頭を横切った。
あの頃は慕われていたな。誉められていたな。
でも今は。仲間も中立になったり。民主化したり。独立したり。散々だ。
もう一度、あの頃に戻れたら。
“大好きだよ♡兄さん♡”
嫌な言葉を思い出した。
あいつは…俺の妹と名乗るが、違う。
拷問された。
“やだ、やだッッ!!”
“ずっと一緒だよ…兄さん。”
「っはぁ、はぁ…」
「…ほんっと、やだな。」
ピーンポーン
そんなインターホンの音が聞こえた。
らるらりあ。一章完