・漫画やdramatrackが追えていないので口調迷子
・解釈違いを感じた場合はこの小説を閉じてもらって構いません
・誤字、脱字がある場合は見つけ次第コメ欄より申して頂くと即座に修正致します
・物語の展開など少し変だと思いますので暖かい目で見守り下さい
・完全に妄想です
碧棺左馬刻誕生日おめでとう!!!!
以上を理解した方は
Let’s go↓
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「クソ親父ッ!!母さんに手出すんじゃねぇよ!!!」
古いアパートの狭い部屋。その1室で地獄が始まる。
「あ”ぁッ!?何すんだァ!!このクソガキがァッ!!」
1人の男が拳を振り上げ少年に放つ。
「い”ッ…..」
そうだ、それでいい
母さんと合歓には手を出すな。一生俺だけでいい。
2人が幸せでいれるならこんな痛みや苦しみ、なんてことはない。
「おい、クソ親父…..こんなもんか?あ”ぁ?」
「んだとゴラァ”ッ!!」赤い、紅い、視界はずっと朱。
「左馬刻、おいで」
「?母さんどうしたの?」
「ほら合歓も」
「左馬刻!/お兄ちゃん!」
「「誕生日おめでとう!!」」
「合歓、おやすみ」
「お兄ちゃん……」
「ん?寝れないか?」
「うん……」
「じゃあ俺が子守唄歌ってやるから……分かったか?」
「うん、!……あのね、お兄ちゃん……
誕生日おめでとう….」
「うん、ありがとうな」
ああ、俺の妹は今日も可愛い。
「母さん、合歓寝たよ」
「左馬刻……いつもありがとうね
合歓の世話….それと、他にも」
「ううん、こちらこそだよ。母さんの為ならこのくらいどうってことないさ」
「左馬刻、生まれてきてくれてありがとう。
本当に、ありがとう…..ありがとう…..」
ごめんね
「ッッッ!!!」
夢…….
この時期になるとよくこの夢を見る。
母さんはこの後父を殺して自殺することになる
母さんは優しくて暖かくて、大好きだった。合歓は可愛くて小さくて、愛らしかった。
2人を守る為ならなんだって出来た。なのに
「…..この世に公平なんてものはねえ、そう腹を括りゃ…..どうとでもなれる。」
そう言い聞かせてきた。
ピンポーン
「……あ?、」
ガチャ
「誰だ───」
って
「よお…..左馬刻」
「あ”?なんでてめぇがハマに居んだよ?」
こいつは山田一郎。クソ偽善者のガキだ。
「…..チッ、萬屋ヤマダーっす。宅配物す」
「舌打ちしやがったなてめー…..?宅配?」
「これ。」
「……..ふっ、ははッ、」
「んだよ」
「てめ、これ…….、いや、ありがとな」
「依頼だっつんだろ」
「はいはい、そーですねー。」
「俺はもう帰るからな」
誕生日プレゼントを渡して来るなんて
毎年らしくねぇな。一郎
てめぇは俺を憎んでたはずなのによ、まるであの頃みてぇじゃねぇか。
「ふー…….、ちょっと外でも行くか。」
煙草片手にいつものアロハでドアを開ける。
この風には少し肌寒い。
ちょっと歩いたところで。
「左馬刻くん」
「お、センセーじゃねーか。」
「お久しぶりです」
この人は神宮寺寂雷センセー、なんかすげぇ人
「センセーどうしてヨコハマに?」
「ええ、左馬刻くんにこれを渡したくて」
「俺に?」
「これです。お誕生日おめでとうございます」
「…..!ありがとう、ございます」
「では私はこれで」
「ありがとうございました!」
「あ~!サマトキ~!☆み〜っけ♡」
「あ?乱数じゃねーか」
「サマトキの為にシブヤから来たんだよ~!!はいこれ!誕生日プレゼント☆」
「おー、サンキュな」
「誕生日おめでとう!サマトキ!」
今日は誕生日だったな。コイツらは毎年祝ってて……、まぁ、有難いな
あの時と環境は変わったが心は変わらねぇ。
毎年同じ。母さんと合歓が居ないだけ。
「左馬刻ぃ~!!」
「簓ぁ?ここヨコハマだぞ!?」
「そら知っとるわ!あんたの誕生日やから遠路はるばるオオサカから来たったんやから!」
「おーおー、そりゃありがてぇなあ」
「おら受け取りや!簓さんからの誕生日プレゼントやで~!」
「おうおうどーも、って包装も何もねー酒じゃねぇか」
「まぁまぁ、俺らの仲やろ?」
「てめぇ面倒くさいだけだろ」
「あ、バレた?」
こいつは白膠木簓
名前が読みにくい芸人だ
「んじゃ!おめでとうな~!」
「ほんとにそれだけの為に来たのかよ……」
「愛らしいやろ?」
「うっせぇボケ、さっさと帰れや」
「はいはい、左馬刻サマはツンデレやな~!」
「あ”ぁ!?てめぇ簓ァ!」
やっとうるせぇ奴が帰った。この喧しさも大して嫌いじゃない。
というかもう両手は埋まってんだ。煙草を吸う暇もねぇ
「左馬刻」
後ろから声をかけられる。この声は俺が1番よく知ってる。
「仕事だったんじゃねーのか、ウサちゃん」
そう言い後ろを向く。思っていた通り人は2人。
「うるせーしょっぴくぞ」
「うむ、2人は仲がいいな。」
「何処がですか理鶯!!」「そーだぜ理鶯!俺様と銃兎の何処が仲良いんだよ!?」
「そういう所だ。」
警官と軍人、そしてヤクザが揃う。
全体で見れば異質なグループ、だが相性で見れば完璧なグループ。
「てかお前、俺らに祝われると思ってなかっただろ」
「いいや思ってたぜ、てめーらの事だからどうせ地の果てまで追いかけてくるだろうよ」
「ああ、もし左馬刻が逃げたなら小官が追いかけよう。」
「理鶯が言うとシャレになんねーw」
そんなことを話しながら家に向かう。薄い風を肌を撫でる。
「その荷物は誰からの物だ?」
「あ?えーと…..一郎にセンセーに乱数…..簓だな」
「山田一郎にも貰ったのか
良かったじゃねーか」
「どこがだよ」
こんな世間話が俺らには丁度いい。
「おら、着いたぞ……あ?」
ドアの前に置かれた1つの紙袋。
そこにはメッセージカードが
“お兄ちゃんへ”
そう書かれた紙が筆跡が
どんなに嬉しかったろう。求めただろう。
「妹さんからか?」
「……….ああ、」
塞がった両手を無理やり開け、大切に持つ。
「銃兎ぉ、開けろ」
「はいはい……」
「左馬刻、嬉しそうだな。」
「ああ、そうだな」
嬉しい、嬉しいよ
大事な奴らからのプレゼント、大事な奴と過ごす誕生日
「あ、忘れてた」
「「左馬刻」」
「あ?」
「「誕生日おめでとう!」」
………….ああ、幸せだ
「てめーら」
「あ?」「なんだ?」
「ありがとな」
「「……………」」
「当たり前だろ」「ああ、小官達は仲間だからな」
俺達はMAD TRIGGER CREW
悪徳警官、ヤクザの若頭、元軍人という異質な面子によるグループ
俺達に裏切りは無しだ。
コメント
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やっぱり話書くのうますぎ🥹 登場人物のそれぞれの個性がしっかり出てて読みやすかった︎︎👍 毎回読む度に尊敬✨ イラストが素敵すぎ!! でも、私には1つ問題があった…… 名前の漢字がほぼ読めないという致命的な問題が(((