テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
殺し屋×ターゲットパロ
なつくん、こさめくん、いるまくん、らんくん、みことくん→殺し屋
すちくん→ターゲット
キャラ崩壊あります(たばこすってたりなど)
すちくんの親だいぶくずです。
地雷さん🔙推奨
第一話Start
薄暗い地下のバー。
そこは、裏社会でその名を知らない者はいない凄腕の殺し屋集団『シクフォニ』のアジトだった。
テーブルの上に、らんが一通の書類を放り出す。
「新しい依頼。ターゲットはこれね」
なつ、こさめ、いるま、みことが覗き込んだ書類には、ある若者の写真とプロフィールが載っていた。
依頼主は裏社会の悪名高い権力者。
自分の悪事が露見するのを恐れ、実の息子である『すち』をも口封じのために消そうという、胸糞悪い内容だった。
「実の親が依頼主? 最低じゃん」
こさめが冷たい目で呟く。
「ま、俺らの世界じゃ珍しくもねーよ。さっさと終わらせるか」
いるまが銃のシリンダーを回し、なつが退屈そうに煙草に火をつけた。
「そうだね。じゃあ、まずは標本の顔でも拝みに行こうか」
みことがいつもの穏やかな笑顔の裏に、冷徹な殺意を滲ませる。
5人にとって、それはいつも通りの『仕事』のはずだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翌日。
すちが通う大学の近くのカフェ。
一般人に擬態した5人は、大学の門から出てくるターゲットを遠隔から監視していた。
「あ、出てきた。あの子でしょ?」
こさめの言葉に、全員の視線が一斉に一人の青年に注がれる。
教科書を小脇に抱え、少し眠そうに目をこすりながら歩いてくる若者――すちだ。
「…………え」
その瞬間、5人の動きがピタリと止まった。
インカムから聞こえるはずの、お互いの作戦指示の声が完全に途絶える。
すちは、父親が裏社会の人間だなんて全く知らないのだろう。
あまりにも無防備で、白い肌、すっと通った鼻筋、そして何より、眠気に耐えかねて「ふわぁ……」と小さくあくびをした時の、きゅるんとした目元。
木漏れ日を浴びて歩くその姿は、おぞましい暗殺依頼の対象には到底見えなかった。
「……おい、らん」
いるまが、引きつった声でインカムに囁く。
「……ん? なに、いるま」
「……あんな可愛い生き物、殺せるわけねぇだろ」
「俺も今、全く同じこと考えてた」
らんが額を押さえる。
隣では、なつが持っていたスマホを落としそうになりながら、すちを凝視していた。
「なっちゃん、顔赤いよ?」
「うるせぇこさめ……! 違う、あいつ、なんなんだよ……意味わかんねぇくらいツボなんだけど……」
「僕も……」
みことが、いつもターゲットに向ける冷酷な瞳をどこかへ置き忘れたように、潤んだ目で弾む胸を押さえていた。
「みこちゃん、あの子すっごく可愛いね。僕、絶対に傷つけたくないな」
こさめが満面の笑みで、恐ろしいことを平然と言う。
その時、風が吹いてすちの髪が揺れた。
すちはふと、遠くから自分を見つめる5人の視線に気づいたのか、不思議そうに首を傾げた。そして、警戒するどころか、目が合った5人に向かって「……? こんにちは?」と小さく会釈をして、はにかむように笑ったのだ。
ドクン、と5人の心臓が同時に跳ね上がる。
すち(心の中:『なんか、あそこにいる5人組、めちゃくちゃイケメンだけどこっち見てるな……知り合いだっけ? 違ったら恥ずかしいし、とりあえず挨拶しとこ……』)
何も知らないすちは、そのままのんびりと歩き去っていく。
残された殺し屋5人は、完全に放心状態だった。
「……おい」
なつが、絞り出すような声で言った。
「あいつを狙う奴が他にいたら、俺が全員灰にする」
「おれも手伝うわ。あの依頼主のクソ親父、先に消すか?」
いるまの言葉に、らんが深く頷く。
「うん、決定。俺たちの新しい任務は、すちを全力で守ること。いいね?」
「「「「了解」」」」
こうして、伝説の殺し屋集団は、世界一過保護な「すちの親衛隊」へと変貌を遂げたのだった。
次回♥️100💬1
作品だすだすさぎしてて申し訳ないです
(´;ω;`)
95
コメント
9件
きゃわわ,,,,,そうなんですよ皆さん!!!!!!!!!!!すっちーは可愛いんです!!!!!!!!!!!
第一話、拝読しました! ♡♡♡屋5人が一瞬で「あんな可愛い生き物、♡♡♡るわけねぇ」と心変わりしちゃう流れ、あまりにも可愛くて笑っちゃいました。すちくんの無防備なあくびと「こんにちは?」の会釈で秒で陥落する名シーン…大好きです。もう親衛隊結成おめでとうございます(笑)続き、とても気になります!