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真夜中のキッチンで倒れたヒロくんは、すぐに寝室へと運ばれ、看病が始まった。るなちゃんが付きっきりで体を拭き、氷枕を交換する。他のメンバーも、それぞれの持ち場で看病を続けるが、疲労の色は隠せない。
それぞれの容態
現在のショタロリ組の容態は、以下の通りだった。
のあさん: 高熱はひとまず落ち着き、今は37度台まで下がってきた。ぐったりはしているものの、少しずつ意識もはっきりとしてきているようだ。
どぬ: 昼間から熱があり、まだ38度台後半から39度を行き来している。時折咳き込むこともあり、えとさんが心配そうに背中をさすっている。
ヒロくん: 最も深刻な状態だ。発見時の40度越えからは少し下がったものの、まだ39度台後半を行き来しており、意識も朦朧としている時間が長い。体が小さく、体力の消耗が激しいため、るなちゃんの顔には焦りの色が浮かぶ。
大人組の焦燥と決意
シェアハウスの重苦しい空気に、大人組の焦燥は募るばかりだった。
「これ、いつまで続くんだよ…」
じゃっぴが力なく呟く。連日続く看病と、いつまで続くか分からないこの状況に、彼らの精神的な疲労はピークに達していた。
「このままじゃ、みんな倒れるぞ…」
シヴァが顔を青くして言う。もふくんも「確かに、これ以上の負担は危険だ」と深刻な表情で頷いた。
しかし、彼らは諦めなかった。疲労困憊の中でも、それぞれの瞳には、幼い3人を何としても守り抜くという強い決意が宿っていた。
「こうなったら、徹底的に原因を調べるしかないな」
なお兄が静かに言った。その声には、疲労の奥に隠された、並々ならぬ覚悟が感じられた。
「今回の発熱は、ショタ化(ロリ化)と確実に何か関係があるはずだ。何か手がかりがあるかもしれない」
ゆあんくんも、元に戻ったからこその冷静な視点で、真剣な表情で意見を述べる。自分が元に戻った経緯も、この状況を打破するヒントになるかもしれないと考えていた。
たっつんは、熱にうなされるヒロくんのそばに寄り添い、その小さな手を握りしめた。
「俺たちが、絶対に元の体に戻してやるからな…!」
夏休みは、もはや彼らにとって楽しいだけの時間ではなかった。それは、見えない敵と戦い、大切な仲間を守り抜くための、壮絶な「試練の夏」となっていた。からぴちメンバーは、この困難な状況を乗り越え、幼い3人を元の姿に戻すことができるのだろうか。