歪んだ愛

歪んだ愛

ストーカー、悪役有

グロ要素多

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☃️〈ｯ…まただ〉

マンションの自室の郵便受けの中に、一通の手紙が。

名前は書かれておらず、開けてみると

［おらふくん可愛い可愛い愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる］

こう書かれている。

またか…

毎日のようにこれが来るものだから怖くて怖くて 怯えていた。

カーテンを閉め、鍵も厳重に二重にし、チェーンロックもかけ、ドアスコープもふさいだ。

ありとあらゆる所を厳重にした。

怖くて、でも活動はしないと。みんなに心配かけちゃう。

そういう事で、これまで一切活動休止はしてこなかった。

ポコｯ、と通知音と共に一件のメッセージが来る。送り主はドズルさん。

🦍「今日の焼肉よろしくお願いします‼︎」

そっか、今日外でないと…

近頃ろくに何も食べられていないし、寝てもいない。外も怖くて出られない。

🍆【俺おらふくん迎えに行ってから行きます〜】

とぼんさんが返信した。よかった、来てくれる。

その数分後、チャイムが鳴った。画面を見ると、ぼんさんの姿。ほっとして、ドアを開ける。

🍆【おっす‼︎行こう‼︎】

そう言われ、外に出て鍵を閉める。

そして、そのままぼんさんと焼肉屋に向かった。

🍆【そーいやさ、おんりーちゃん急用で来れないんだってよ】

☃️〈そーなんですか…〉

どうしたんだろ。珍しいな、いつもは急用なんてあまりないのに。

エレベーターが来て、乗り込む。ぼんさんがドアを閉めるボタンを押し、ドアは閉まった。

ー

？？［…おらふくん♡全部見てるからね…］

１つの小型カメラを握った男はそう呟いた。

ー

🦍「かんぱーい‼︎」

その声で乾杯し、肉を食べる。

🐷〔やっきにくやっきにく〜‼︎〕

🍆【やっぱここのお肉って美味しいね〜‼︎】

🦍「でしょ⁉︎高いんだから感謝しなよね〜‼︎」

☃️〈…〉

誰かに見られている気がする。

怖い、やだやだやだ。

🦍「おらふくんどした？元気ないけど、なんかあった？」

そう訊かれ、我に帰る。

☃️〈ぁ、なにもないですよwこの焼肉美味しいですねw〉

全く食欲なんてないんだけれど。

🦍「そういえばおんりーは来られないのかぁ…」

ドズルさんは寂しそうに天井を見つめていた。

ー

帰る直前。

🦍「じゃあ会計…」

嫌だ。離れたくないよ、怖いよ。

思い切って口を開く。

☃️〈あのっ…〉

🐷〔どしたん？〕

☃️〈最近…誰かに付けられてる気がして…〉

え？と、他の3人が訊きかえす。

🦍「なんか被害とかって…」

☃️〈…ずっと気持ちが悪い文の手紙が来るんです。あと誰かに付けられている気がして…〉

そう言って、これまで送られてきた87枚の手紙を見せる。

🍆【なに、これ…】

そこには「愛してる」や「可愛いね」などの羅列や、「今日はお風呂早かったんだね」

などの行動を監視しているかのような文が綴られた手紙が。

🐷〔…とりあえず、俺たちは今日おらふくんの家に泊まって明日まで何かあるか調べよう。何かあったら守れるように。〕

🍆【あと、暫く活動休止だ。危ないからね】

全員が頷いてくれて、これから活動休止すること、今日は泊まっていく事が決まった。

緊張しながら家に帰ろうと立ち上がった。

ー

？？［これを0時に郵便受けに投函しよう…さて、どんな反応をしてくれるのかなぁ♡］

その時、スマホのバイブ音と共に、通知が来る。

？？［活動休止か。］

男はそう呟き、ゲーミングチェアから立ち上がった。

ー

🦍「今日から明日まで交代制で郵便受けを監視する。何かあったらすぐ呼ぶから。」

2時間ごとに交代するらしい。

🦍→🍆→🐷を繰り返すんだとか。

自分の担当じゃない時は部屋に盗撮機や盗聴器がないか調べたり、食事、睡眠をとるらしい。

🐷「なんかあった時の為に、はい包丁とまな板。」

🍆「なにこれ…？」

🐷「戦闘準備ですよ」

🦍「つまり、相手が刃物を持っていたらまな板を盾にしろっていうのね。」

なるほど。

我が家のまな板はまあまあ硬い。それに刃物も鋭利だ。カバーがついているから今は安全だけど。

🍆【じゃ、ゆっくり寝な。ここに布団敷くから】

リビングのど真ん中に布団を敷いてもらい、眠りについた。他に3人も味方がいると、とても落ち着く。

その時、一件のメッセージが来た。

ドズルさんがストーカーの件を5人のLINEに送っていたのだ。

🍌『おらふくん、大丈夫？なんかあったら俺も行くからね』

その言葉を見て、尚更安心した。

おんりーも来てくれたらな。

そう思いながらスマホをおき、眠りについた。

ー

2時間経ったが、特に何もない。このまま交代と言ったところだろうか。時間は深夜0時を回っていた。

🍆【じゃあ俺？交代だね】

小声で話す。立ち上がろうとしたその時。

ストン。手紙が落ちる音がする。

慌ててドアを開けると、すぐ近くには見慣れた姿があった。

🦍「…なんで…こんな所にいるの？」

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次回、2時間後くらいには出すと思うので乞うご期待

かなりグロいと思うが。