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青×水
放課後の英語準備室。扉を閉めた瞬間、ほとけはその場に膝をついた。心因性の吐き気が波のように押し寄せ、喉の奥がヒクヒクと痙攣している。
💎「……先生、……っ、おぇっ……!」
🤪「……汚すなよ。ほら、ここ来い」
デスクに座ったままのいふ先生は、冷淡とも取れる声で告げる。だが、その手は素早く足元のゴミ箱を引き寄せ、自分の膝の間にほとけを呼び寄せた。
💎「……っ、げほっ、……おぇぇぇっ!!……はぁ、はぁっ、……っ!」
ほとけがいふ先生の膝にしがみつき、胃液をぶちまける。いふ先生は嫌な顔一つせず、ほとけの震える背中を「ドン、ドン」と少し強い衝撃で叩いた。
💎「……っ、い、痛い……っ、先生……優しく、して……」
🤪「黙って吐け。お前が学校を怖がって、逃げ腰になっとるから胃が縮こまってんだよ。自業自得だ」
突き放すような厳しい言葉。けれど、いふ先生のもう片方の手は、ほとけの汗ばんだ髪を優しく梳き、耳元で「大丈夫だ、全部出せ」と落ち着いた声で繰り返している。
💎「……う、あぁ……っ、……ごほっ、……はぁ、はぁ……」
🤪「……終わったか? ほら、口拭け」
いふ先生はほとけの顎を強引に持ち上げ、濡らしたタオルで汚れを乱暴に拭った。痛みで涙を浮かべるほとけを、いふ先生は冷たい瞳で見下ろす。
🤪「いいか、ほとけ。学校が嫌なら嫌で構わない。だが、吐いて逃げて、それで終わりなんて思うなよ」
いふ先生は、ほとけの首筋を親指で強く圧迫した。
🤪「明日も来い。吐いてもいい、意識が飛んでもいい。だが、俺の目の前には必ず現れろ。……お前を介抱してやるのは、世界中で俺だけでいいんやからな」
厳しい言葉の裏にある、逃げ場を奪うような独占欲。
ほとけはいふ先生の腕の中で、恐怖と安心が混ざり合った複雑な震えを止めることができなかった。