部室にて着替えながら俺は蘭に言った。
「 おい、蘭!!俺んこと置いていっただろ!!一緒に行こって言ってただろ!! 」
「 あー気分変わった。 」
「 はぁ?!!蘭なんか大嫌いだわ!! 」
ふんとして俺は蘭に言い放った。
すると蘭は
「 え、協力するんじゃなかったっけ?叶はみんなと仲良くしないとなんでしょ? 」
と憎たらしい笑みを浮かべて言った。
「 んん…ち、知夏!!なんか言ってやれよ!!お前んちの弟生意気!! 」
隣に居た知夏に弁護を要求した。
「 えぇ…僕に言われても… 」
「 なにやってんだよ。 」
すると部室に早瀬が入ってきた。
「 ほら、叶くん。早瀬来たよ?仲良くすんでしょ? 」
俺は早瀬に近づいて行った。
「 そんなに、睨むなよ…ひ、飛和さん… 」
「 あははっ、飛和だって、急に名前呼びはびっくりでしょ 」
「 お、大きな一歩だね… 」
そう島道兄弟は言ったけど肝心の早瀬の反応は。
「 …睨んでねぇ。あと急に飛和って呼ぶのやめろ。 」
「 なっ…じゃ、じゃあ呼んでも良いですかコラ!! 」
「 なにあれ、猿の喧嘩の売り合いかなんかなの? 」
蘭がそう笑うが早瀬は
「 …別にいいけど。 」
とさらっと返した。
「 お、一年ちゃん仲良くしてんじゃん 」
「 あ、ホントだ~! 」
部室に鎌先輩と寧音先輩が入ってきた。
「 な、仲良しなんで!! 」
俺は飛和に近づき仲良しアピールをした。
「 良いこと良いこと。 」
「 蘭ちゃんはどうなの?みんなとちゃんと仲良くできてる? 」
寧音先輩が蘭に尋ねる。
「 まぁほどほどに…あと本田先輩、ちゃん付けは違うんじゃないですか…? 」
「 あ、寧音って呼んでって言ってるじゃん! 」
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