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Mrs×〇〇

7 - episode 7 暑さ

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2025年08月09日

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「……あつい、っ……もうムリ…しぬ…っ!」


〇〇がだらりと手足を投げ出し、ソファから転がり落ちるように床に座り込む。


うだるような空気、じっとりと肌にまとわりつく熱気。


エアコンはついているはずなのに、暑さは容赦なく襲いかかる。


「もうやだ、限界……っ」


重い足取りでキッチンへ向かい、冷蔵庫を開けた〇〇は、 ごちゃごちゃと並んだペットボトルの中から、目に入った一本を適当に引き抜いた。


「……なんでもいいや。つめたければ」


そのままキャップを開けて、ごくっ、ごくっ──と、勢いよく喉に流し込む。


「……っは〜……」


冷たさに、少しだけ身体が落ち着く……はずだった。




「……ん……? なんか……へんな味……?」




かすかに、甘くて、独特な苦み。


炭酸でもジュースでもないような──妙な余韻。


「……でも、まぁいっか……」


そう思った直後だった。



「……あれ……? なんか……」




身体の奥が、じわじわと熱くなっていく。


額に浮かぶ汗は、きっと気温のせいだけじゃない。


喉が乾く。 胸がくすぐったい 。

足先から、火照りがじわじわと上がってきて──


「……な、なにこれ……っ、あつ……い……?」


呼吸が浅くなる。

顔が火照る。

妙に心臓が早く打っている。


「やだ……やば……なに、これ……?」


足元がふらついて、キッチンの壁に手をついて支える。


ペットボトルに視線を戻すと、小さく印字されたラベルには──

見慣れない成分名や、アルファベットの羅列がずらり。


「え……なにこれ、え、これ……普通の飲み物じゃなかっ…た……?」


その瞬間、背後から足音が近づいた。


「〇〇ー? 何して──……って、おい、顔、赤すぎだろ」


「なんか様子変じゃない?どしたの??」


「……そのペットボトル、どこから取った?」


3人の声が一斉に飛び交う。


けれど、〇〇の耳にはもう、うまく届いていなかった。


「……ぁ、っ、の、のどかわ、いてただけ、なのに…なんか、っ…///」


唇が乾く。


身体が、自分のものじゃないみたいに熱くて、敏感になり、ふるえている。


「……やっ……わたし、なんか、へん……っ」


そのまま、ぐらりと倒れかけた身体を──

一番近くにいた元貴が、すかさず抱きとめた。


「ひゃぁ、?!///」




【3人の心の声】


え…これ、媚薬混ぜたジュースだよね?飲んだの?


こんな効果出るの早いんだっけ?いれすぎた…?


これ…俺らやばくね?耐えれ…るのか??





「ちょ、危ない!!!〇〇、動かないで、!」元貴が言うと


「…んっ、///ぁ…さわられる、の…なんか、へんなかんじ…すゅ…///?」




【心の声】「「「あー…ダメかも…笑」」」




「──落ち着いて、大丈夫。ちゃんと、俺らが面倒見るから…ね??♡♡」



「俺らが面倒見るから」その言葉の向こうにあったのは──


3人の、どこか火照った目と、熱を帯びた沈黙だった。


「とりあえず…ベッドまで運ぶか、。」


「俺連れてくよ。涼ちゃん、水持ってきてくれる?」


「おっけー。いちお、お風呂も沸かしとくね。」


「ありがと!!!」


会話を終えると、若井がそっと〇〇を持ち上げて階段を上がっていく。


階段を1段1段上がる揺れにも

「んっ…んぁ…っ…///」と反応する〇〇


「もう…なんで飲む前に確認しないの…♡」


寝室のベッドに寝かされた〇〇はまだ息が上がっていて、身体が熱く、体の芯からじわっと湧きあがる、甘くてくすぐったい感覚に襲われる。


涼架が持ってきた水をのませようとするが、なかなか上手く飲んでくれない。すると、


「……ねぇ……」


ふわふわと熱を持った頭で、〇〇は3人を見上げた。


頬は紅潮し、視線はとろんと潤んでいる。


火照った身体にまとわりつく服が鬱陶しくて、肩のあたりを自分でくいっと引き下げたその仕草に、3人の動きがぴたりと止まる。


「なんか、、さわって、ほしい……の……」


囁くような声。掠れるほど弱くて、それでも耳に届いたその一言に、

目の前の空気がびりっと震えた。


「……〇〇、それ……」と涼架が声を詰まらせ、

「わかって言ってる……?」と滉斗も小さく息をのむ。


けれど〇〇は、こくりと小さくうなずいた。


「なんか……変なの…っ…///自分で……どうにもできない……の、ねぇ……///」


そう言って、上目遣いで元貴の胸に手を伸ばす。


指先が少し触れただけで、彼の喉がぐっと動いた。


「……〇〇、それ以上言ったら……俺ら、もう止まれないよ?」


低くて、くぐもった声。なのに、熱を孕んでいて、

〇〇の中の疼きにぴたりと響いてくる。


「……とめない、で……お願い……」


その瞬間、まるで糸が切れたように――

3人の理性が、音を立てて崩れていった。


「もう、理性残ってないよ?」


「「「覚悟してね…???」」」



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アンケートの結果センシティブ有りが多かったので次回(この話の続き)から入れます。

少々お待ちください🙇‍♀️


この作品はいかがでしたか?

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コメント

2

ユーザー

すっごいその様子が伝わってきました!ほんと好きです!いつか自分もこんなすごい物語かけるようになりたいもんです!続き楽しみに待ってま!

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