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「……あつい、っ……もうムリ…しぬ…っ!」
〇〇がだらりと手足を投げ出し、ソファから転がり落ちるように床に座り込む。
うだるような空気、じっとりと肌にまとわりつく熱気。
エアコンはついているはずなのに、暑さは容赦なく襲いかかる。
「もうやだ、限界……っ」
重い足取りでキッチンへ向かい、冷蔵庫を開けた〇〇は、 ごちゃごちゃと並んだペットボトルの中から、目に入った一本を適当に引き抜いた。
「……なんでもいいや。つめたければ」
そのままキャップを開けて、ごくっ、ごくっ──と、勢いよく喉に流し込む。
「……っは〜……」
冷たさに、少しだけ身体が落ち着く……はずだった。
「……ん……? なんか……へんな味……?」
かすかに、甘くて、独特な苦み。
炭酸でもジュースでもないような──妙な余韻。
「……でも、まぁいっか……」
そう思った直後だった。
「……あれ……? なんか……」
身体の奥が、じわじわと熱くなっていく。
額に浮かぶ汗は、きっと気温のせいだけじゃない。
喉が乾く。 胸がくすぐったい 。
足先から、火照りがじわじわと上がってきて──
「……な、なにこれ……っ、あつ……い……?」
呼吸が浅くなる。
顔が火照る。
妙に心臓が早く打っている。
「やだ……やば……なに、これ……?」
足元がふらついて、キッチンの壁に手をついて支える。
ペットボトルに視線を戻すと、小さく印字されたラベルには──
見慣れない成分名や、アルファベットの羅列がずらり。
「え……なにこれ、え、これ……普通の飲み物じゃなかっ…た……?」
その瞬間、背後から足音が近づいた。
「〇〇ー? 何して──……って、おい、顔、赤すぎだろ」
「なんか様子変じゃない?どしたの??」
「……そのペットボトル、どこから取った?」
3人の声が一斉に飛び交う。
けれど、〇〇の耳にはもう、うまく届いていなかった。
「……ぁ、っ、の、のどかわ、いてただけ、なのに…なんか、っ…///」
唇が乾く。
身体が、自分のものじゃないみたいに熱くて、敏感になり、ふるえている。
「……やっ……わたし、なんか、へん……っ」
そのまま、ぐらりと倒れかけた身体を──
一番近くにいた元貴が、すかさず抱きとめた。
「ひゃぁ、?!///」
【3人の心の声】
え…これ、媚薬混ぜたジュースだよね?飲んだの?
こんな効果出るの早いんだっけ?いれすぎた…?
これ…俺らやばくね?耐えれ…るのか??
「ちょ、危ない!!!〇〇、動かないで、!」元貴が言うと
「…んっ、///ぁ…さわられる、の…なんか、へんなかんじ…すゅ…///?」
【心の声】「「「あー…ダメかも…笑」」」
「──落ち着いて、大丈夫。ちゃんと、俺らが面倒見るから…ね??♡♡」
「俺らが面倒見るから」その言葉の向こうにあったのは──
3人の、どこか火照った目と、熱を帯びた沈黙だった。
「とりあえず…ベッドまで運ぶか、。」
「俺連れてくよ。涼ちゃん、水持ってきてくれる?」
「おっけー。いちお、お風呂も沸かしとくね。」
「ありがと!!!」
会話を終えると、若井がそっと〇〇を持ち上げて階段を上がっていく。
階段を1段1段上がる揺れにも
「んっ…んぁ…っ…///」と反応する〇〇
「もう…なんで飲む前に確認しないの…♡」
寝室のベッドに寝かされた〇〇はまだ息が上がっていて、身体が熱く、体の芯からじわっと湧きあがる、甘くてくすぐったい感覚に襲われる。
涼架が持ってきた水をのませようとするが、なかなか上手く飲んでくれない。すると、
「……ねぇ……」
ふわふわと熱を持った頭で、〇〇は3人を見上げた。
頬は紅潮し、視線はとろんと潤んでいる。
火照った身体にまとわりつく服が鬱陶しくて、肩のあたりを自分でくいっと引き下げたその仕草に、3人の動きがぴたりと止まる。
「なんか、、さわって、ほしい……の……」
囁くような声。掠れるほど弱くて、それでも耳に届いたその一言に、
目の前の空気がびりっと震えた。
「……〇〇、それ……」と涼架が声を詰まらせ、
「わかって言ってる……?」と滉斗も小さく息をのむ。
けれど〇〇は、こくりと小さくうなずいた。
「なんか……変なの…っ…///自分で……どうにもできない……の、ねぇ……///」
そう言って、上目遣いで元貴の胸に手を伸ばす。
指先が少し触れただけで、彼の喉がぐっと動いた。
「……〇〇、それ以上言ったら……俺ら、もう止まれないよ?」
低くて、くぐもった声。なのに、熱を孕んでいて、
〇〇の中の疼きにぴたりと響いてくる。
「……とめない、で……お願い……」
その瞬間、まるで糸が切れたように――
3人の理性が、音を立てて崩れていった。
「もう、理性残ってないよ?」
「「「覚悟してね…???」」」
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アンケートの結果センシティブ有りが多かったので次回(この話の続き)から入れます。
少々お待ちください🙇♀️