いつかアイツらと

「木10！ろふまお塾〜！！」

「いえーい」

「うぇーい！！」

1人足りないグループは今日も収録をする。

『長尾達、現世に行ったのかな？

僕も行こ〜っと

ろふまおは今頃収録してるのかな？』

甲斐田は現世のゲートまでのんびり歩いて行く。

「今日の企画は！

カッコいい大人はまた心霊スポットに行ってもビビらないはず！心霊スポット巡り〜！！」

「うぇ…マジすか…」

「車に乗りましょう」

『ん？もう午後か〜…

確かろふまお塾で心霊スポット企画あったなぁ』

「今回も霊媒師さんが来てくれているようです！」

「えっ！マジ！？」

「お忙しい中またいらっしゃってくださいました！由那先生です！」

「おぉぉぉお！！よろしくお願いします！」

「着きましたね…」

「着いちゃいましたね…」

『あ！着いて行ったらほんとに居た！』

「まーたトンネルですよ」

「やっぱ集まりやすいんでしょうね」

「結界張りましょうか」

「うわ暗ぁ…」

「こえぇ」

『わぁ…こわっ』

「…声しませんでした？」

「え？」

「聞こえませんでした…」

『やっぱり由那先生は聞こえるかな？』

「甲斐田さんの声、ですかね、？」

「えぇっ！？甲斐田のぉ！？」

「甲斐田さんのですか！？」

「甲斐田くんが、？」

「気のせいですかね？」

後のろふまおメンバー各配信

kagami side

「そういえばろふまお塾の投稿された配信見ました？あれ優先して公開された動画なんですけど」

《見た！》

《甲斐田の声が聞こえるっていうやつ？》

「甲斐田の声が聞こえるってやつ？

あぁそうですそうです！」

「【甲斐田っぽい人？が心霊回に居たよ

髪が腰まで伸びてるかくらいだったけど甲斐田の服っぽいの着てたよ】？え！？本当ですか！？…甲斐田さん、皆さんのこと見守ってるんですかね」

kenmochi side

「さてマシュマロ読みしますかね！

えーと？【ろふまお塾の心霊回のやついだはるの声がするって言ってたやつさ、いだはるが居た】珍しくクソマロじゃない！？

というか甲斐田くんが居た？もう半年も経ってますよ？そんなわけないじゃ、ないですか…」

fuwa side

「ん？

【ろふまお塾の心霊回甲斐田が居た】

…え？いや声が聞こえたってだけじゃ？

そんなわけないやろぉw

だって、甲斐田もう…おらんやん、…」

彼らの配信部屋のデスクには勿忘草が一輪落ちていた。