ある祓魔師、長尾の後輩は鍛練をしていた。
そこには弦月の後輩で官吏の者もいた
「俺さー!透明で見えねぇ魔がいるじゃん?」
「あー…いたよな」
「そういう見えねえヤツが見えるようになる術式が偶然出来たんだよな!」
「え、マジ?やっば…すげぇじゃん
見てみたいわ」
「魔がいねぇから術式発動するだけだが見るか?」
「見る」
祓魔師は術式を発動した
『ん〜!お散歩しようかなぁ〜』
『あれ?あの子達って長尾とお弦の後輩だよね?』
「〜!」
「〜」
「〜?」
「見る」
『術式でも披露するのかな?』
あまりにも偶然だった。
祓魔師の発動させた術式は甲斐田にあたってしまったのだ
「待って!?」
「んぇ?」
官吏の顔がみるみる青褪める。
『あ〜…大丈夫?』
「かッ、神様!?申し訳ございません!!」
『ううん、大丈夫だよ。
この術式の説明だけしてくれないかな、?』
「な、なぁ、この方って、神様なんか…?」
「そうだよ!それより術式の説明!!」
「お、おう!あの、この術式は見えないものを見えるようにするっていう術式でして…」
『本当!?君が作ったの!?』
「は、はい…」
(怒ったのか…?)
『凄いね!!僕でも研究途中でまだ開発出来て無かったのに!』
「…え?」
「な、なぁ、この方、甲斐田さんに似てねぇか…?」
祓魔師は問う。
「た、確かに…」
『ん?あ!そうそう甲斐田だよ!』
ポカーン
『ふふ、僕は平気だから。
これからも長尾と弦月の後輩として頑張ってね!』
「「は、はい!!」」
この話は桜魔の官吏と祓魔師の間で有名になった。
長尾
「なぁ、お弦。あの噂、聞いたか?」
弦月
「うん、聞いたよ
…晴くんのこと、ほんとかなぁ、」
長尾
「…探そうぜ」
弦月
「え?」
長尾
「出てこねぇんだったら誘き寄せるんだ」
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