コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
特大警報出しときます
新八「やりました銀さん! 依頼のついでに温泉宿泊つきですよ!」
銀時「おう、たまには骨抜きになってぇよな〜。お肌も荒れてんのよ。」
神楽「風呂で酒飲んで寝るアル〜♪」
彩音「……どうせロクなことにならねぇ気がするけどな。」
銀時「フッ、彩音よ。俺を誰だと思ってんだ? 一応大人だぜ?」
彩音「一番信用ならねぇ発言出たぞ。」
(※この時点で新八が「貸切」と「混浴」の文字を見落としている)
女将「お客様〜こちらが貸切の露天風呂になります〜♪」
新八「(にこにこ)ありがとうございます!」
神楽「ひゃっほー! 風呂だ風呂ー!!」
銀時「やっぱ湯けむりは人生の潤滑油だな。」
彩音「言い方がいやらしいわ。」
(全員部屋に荷物置いて、各自着替えに向かう)
(♨️シーン切り替え:湯気もうもう)
彩音(湯船でくつろぎ中)「……静か。いい湯だ。」
(ガラッ‼︎)
銀時「ふぃ〜極楽極楽〜!」
彩音「…………」
銀時「…………」
(2人、視線が合う)
銀時「…………え?(ポタッ)」
彩音「ちょ、ま、え、なんで!?」
銀時「いや俺が聞きてぇよ!? ここ男湯だろ!?」
彩音「いや女湯だろ!?」
(2人で同時に壁の札を確認)
《混浴♨️》
2人「「……新八ーーーーーー‼︎‼︎」」
(神楽登場)
神楽「ん? なんだ、2人とも顔真っ赤アルか?」
彩音「赤いっていうかもう茹でダコだよ‼︎」
銀時「おい神楽、お前服着ろ服‼︎」
神楽「なに言ってるアル、ここ風呂アルよ?」
新八(外から)「ま、待って神楽ちゃぁぁん‼︎誤解されるから‼︎」
(結果、全員湯船に集合=大惨事)
土方「おい銀時、なにやってんだこの状況」
(↑偶然同じ宿に来てた)(あれ貸切じゃなかったっけ)
銀時「いや、こっちのセリフだよマヨ男‼︎」
左京(後ろから)「Yo! 湯けむりパーティーか?」
彩音「来るなぁぁぁ‼︎‼︎」
(湯船の中はカオス。マヨネーズが浮かび、湯気が濃くなり、全員叫び声)
(彩音、湯桶を手に構える)
彩音「全員、距離とれ‼︎ここから1メートル以内に近づいたら沈める‼︎」
銀時「おい待て、桶で沈むな人間‼︎」
土方「……なるほど、これが“恋の戦場”ってやつか。」
銀時「うるせぇんだよマヨ!! お前風呂でもマヨ瓶持ってんのか!?」
土方「入浴後のケアは大事なんだよ!」
左京「(にやにや)……銀時、顔真っ赤だぞ?」
銀時「テメェは湯の花に沈めるぞ。」
(夜、露天風呂の縁で彩音と銀時だけ残る)
彩音「……バカ騒ぎだったな。」
銀時「いつものことだろ。まぁ……お前が無事でよかったよ。」
彩音「(ふっと笑って)……ありがと。」
銀時「おい、笑った顔の方がずっと似合ってんぞ。」
彩音「……調子乗るな、銀時。」
(少し間があって、遠くから神楽の声)
神楽「ぎんちゃーん、湯冷めするアルよー‼︎」
銀時「はいはい……ったく、風呂の中でも落ち着かねぇ人生だな。」
(彩音、こっそり頬を赤らめながら湯に沈む)
(夜、湯煙の中に残る二人)
彩音「……さっきまでの騒ぎが嘘みたいだな。」
銀時「ま、いつものことだろ。湯気よりもあのマヨの方が濃かったけどな。」
彩音「……確かに。」
(湯船の縁に並んで座る2人。静かにお湯が流れる音だけが響く)
彩音「……銀時ってさ。」
銀時「ん?」
彩音「……意外と筋肉あるんだな。」
(彩音、無意識に銀時の腕に手を伸ばして、軽く触れる。湯の中、指先が滑るように)
銀時「……ッ⁉︎」
(銀時、固まる。目が泳ぐ)
銀時「お、おい……彩音、お前……。」
彩音「……へ?」
(ようやく自分が何してるか気づく)
彩音「っ……!な、なにやってんだアタシ‼︎」
(パッと手を引っ込め、顔は真っ赤に)
銀時「(少しだけ笑って)いや、別に……そんな驚くほどでもねぇけどな。」
彩音「うるせぇっ‼︎忘れろ‼︎」
銀時「そりゃ無理だろ、ここまで熱くなったら。」
彩音「そ、そういう意味じゃねぇ‼︎‼︎」
(湯気の中、2人の声が重なって、外の夜風が静かに流れる)
(遠くで神楽のくしゃみが響く)
神楽「へぶしょいッ‼︎……なんか今、銀ちゃんがフラれた気配したアル。」
新八「なんでわかるんですか!?」
(湯の中では――)
銀時「……(小声で)やっぱ、湯けむりよりお前の方がよっぽど熱ぃな。」
彩音「……聞こえてるぞ。あとどういう意味だよそれ」
銀時「さあな」
(彩音、湯の中で顔を覆う)
あー、やっと銀魂一期見終わったぜ