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前回の引きずってまーす
(静かな旅館の夜。布団の中で寝返りを打つ銀時)
銀時「……(天井見上げて)……寝れねぇ。」
(目を閉じても、湯けむりの中の彩音の顔が浮かぶ)
銀時「……いや、別にアレは事故だ。たまたまだ。湯けむりマジックだ。そうだ。うん。……なにムダに照れてんだ俺。」
(布団の中でモゾモゾ)
銀時「……いやでも、あの“意外と筋肉あるんだな”って……あれ反則じゃね?」
(脳内でリプレイ:彩音の声・表情・手の感触)
銀時「――おいバカやめろ、俺の脳。なんでスローモーションで再生してんだ‼︎」
(ゴロンッ‼︎と寝返り)
銀時「……寝れっかなぁ……。」
(窓の外、虫の声。月明かり。銀時は頭にタオルをかぶりながらため息をつく)
銀時「……アイツ、ほんと、たまにずるいんだよな。」
(銀時、目の下にクマ。やけにテンション低い)
神楽「銀ちゃん、顔色悪いアル。昨日湯あたりでもしたネ?」
新八「っていうか、ずっとニヤニヤしてません?」
銀時「ニヤニヤなんかしてねぇ!寝不足なんだよ寝不足!」
神楽「ふぅ〜ん?寝不足(意味深)ネ?」
新八「……いや、絶対なんかありましたね昨日。」
(彩音登場。いつも通り冷静に)
彩音「お前ら朝から騒がしいな。」
(銀時、一瞬で背筋ピン)
銀時「ッ……!お、おぅ、彩音。」
(あのシーンが頭をよぎって、顔をそらす)
彩音「……なんだよ、変な顔して。」
銀時「へっ?してねぇよ?全然してねぇ!おおおおお俺はいつでもクールでイケてる銀さんですけど!?」
新八「テンパってる……!」
神楽「銀ちゃん、顔真っ赤アル」
銀時「黙れぇぇぇぇぇ‼︎‼︎‼︎」
(彩音は首をかしげて味噌汁をすする)
彩音「……(耳元+小声で)ほんっと、わかりやすいな、銀時」
銀時「……ッ(小声で)反則だっての」
(遠くで波の音。笑い声。温泉の朝は騒がしく、少しだけ甘い香りがした。)
へっへー