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第20話「異形との邂逅」
塔の外、空が深紅に染まり、黒く蠢く裂け目から“それ”は現れた。
無数の眼と腕を持ち、形の定まらぬ不気味な存在——アノマリー。
らんま「……あれが“本物”のアノマリー。今までの敵とは、比べものにならないよ」
みこ「こんなものが……」
海「どう戦えばいいんだ、あんな化け物……!」
カレン(通信)「怯えないで。みこには新しい力がある。ふぶき、とき、海……今こそ、全力を出す時よ」
—
4人はステッキを構え、アノマリーに立ち向かう。
みこ「行こう、みんな。絶対に……ここで止めなきゃ!」
みこがステッキを振ると、赤黒い魔力の刃が空を裂く。
だが、アノマリーの肉体は再生し、形を変えていく。
とき「効いてるの? あれ……」
ふぶき「何かが違いますわ……通常の攻撃では通じない……?」
その時、アノマリーの触手がときに向かって伸びる!
海「とき!!」
海が間に割って入り、バリアを張るが——
触手に弾かれ、地面に叩きつけられる。
海「……っく……!」
みこ「海くん!!」
怒りに燃えるみこの瞳。
再びステッキを振るうと、その刃は“呪文”をまとい、鋭く鋼のように輝く。
みこ「絶対に、傷つけさせない!」
その一撃はアノマリーの“核”へと直撃し、肉体の一部を吹き飛ばす。
らんま「……あれだ。アノマリーの核。そこを狙えば!」
ふぶき「了解ですわ。皆さん、わたくしが援護いたします」
ふぶきが優しい笑みを浮かべながら、柔らかな魔力の風を生み出す。
その風はみこたちの身体を癒し、支える。
ふぶき「わたくしの力、皆さまのために」
とき「……ふふ、見た目ふわふわでも、やるときやるじゃん」
連携が生まれ、力が重なっていく。
ときの魔法がアノマリーの動きを封じ、海が一撃を叩き込む。
そして——
みこ「これで終わらせる……!」
みこが高く跳び、ステッキから強烈な光を放つ。
「Code: Final Order——斬!!」
赤黒い光線がアノマリーの核を貫き、爆発が起きる。
しばらくして、静寂が戻る。
アノマリーの姿は消え、夜空はゆっくりと元の色に戻っていった。
カレン(通信)「……よくやったわ、みんな」
カレン「でも、これは始まりにすぎない。真のアノマリーは、まだ“目覚めていない”」
みこ「……!」
カレン「それを止められるのは、“契約者”ただ一人だけ」
カレン「覚悟は、できている?」
みこ「……うん。もう、逃げない」
戦いは、いよいよ最終局面へ——
次回、ついに《第零契約》が交わされる。
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