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第21話「名を刻む覚悟」
アノマリーを倒した直後——
塔の最上階。
空は静けさを取り戻し、夜風が4人の頬を優しく撫でる。
カレン「……あなたの選択次第で、この世界の運命は変わる」
カレン「“第零契約”。それは、マジカ・オーダーの始まりにして、最も重い契約」
とき「ほんとに、これで全部終わるの……?」
ふぶき「終わるというより……始まるのかもしれませんわね」
カレンの前に、あの黒い契約書が浮かぶ。
その表紙には銀色の文字で《Order Code: 0》と刻まれていた。
海「……みこ。ほんとにやるのか?」
みこは小さく頷く。
彼女の手には、自分の血を含んだペン——“契約の印”。
みこ「ここまで来たんだ。みんなを守るって決めた。私の手で、未来を変える」
らんまが隣で、静かに見守っている。
らんま「……みこなら、できる」
みこはペンを握り、契約書の一番下に、ゆっくりと名前を書き始める。
《桜田みこ》
その瞬間、契約書が淡く光り、空間が一変する。
みこを中心に、無数の魔法陣が空中に現れ、赤と白の光が交差する。
カレン「……契約、完了」
次の瞬間、みこのステッキが変化を始める。
柄は銀色に変わり、先端には赤い宝石が浮かぶ。
それは“第零契約者”の証。
とき「すご……」
ふぶき「これが、“真の力”……ですのね」
海「……でも、代償もあるんだよな」
カレン「そう。“感情の希薄化”は進行するわ。でも、仲間との絆があれば、完全に失うことはない」
みこ「……なら、大丈夫」
みこ「私は……1人じゃないから」
みこの足元に小さな魔方陣が浮かび、新たな敵の気配が現れる。
らんま「っ……!また来る!」
カレン「来たわね。“目覚めしアノマリー”」
カレン「最終戦が、始まるわよ」
桜田みこ、“第零契約者”として覚醒。
今、真なる戦いが幕を開ける。