こんばんは、奏佑です!
続きいきます!
※ 御本人様には一切関係御座いません。
ー
【 黒side 】
桃「 お邪魔しま〜す 」
翌日。
りうらとソファーで寛いでいると
どこからともなく二人が現れた。
赤「 …もうちょっと分かりやすく入ってきてよ 」
黒「 ほんまにそれな…、一瞬焦るわ… 」
桃「 安心してよ、えっちしてる時は来ないように心掛けてるから( 」
赤「 そういう問題じゃないから…、笑 」
桃「 そうそう、色々調べてきたよ 」
どこから出したのか、
そう言って俺たちに紙を配り始めた。
まるで社会人のプレゼンのようだ。(
桃「 まずは昨日までのご主人様の話 」
「 あれやっぱ俺のおまじないの副作用で幼児退行してたみたい、 」
「 あとはご主人様の行為後にちょっと甘えたくなるっていう特性みたいなものと混ざってああなってたかも 」
赤「 なるほどね… 」
黒「 なんか…そんな冷静に分析せんといてくれる…、?/ 」
桃「 はい次、まろ 」
青「 りうらの話やな 」
「 まずりうら、お前は死んでへん 」
赤「 …え、? 」
青「 生霊ってやつやな、自分の意思と反するとこで本体の身体から離れてしもてご主人に憑いたんやろ 」
赤「 そ、そうなの…、!? 」
青「 そんで昨日りうらが濃くなっとった理由なんやけど 」
「 多分、性行為したからやと思うわ 」
赤黒「 え 」
青「 本体の身体から離れてる間、りうらは普通の人間と同じように寝て回復するなんてことも出来ひんから 」
「 そういう行為で、ご主人の気ぃみたいなもんをもらってなんとか生き延びとる感じかな 」
桃「 なんかインキュバスみたいだよね 」
赤「 …もしかして定期的にそういう行為しろって言われてる…? 」
青「 まぁ、本体の身体ごと死にたくなかったらな 」
「 今のこの状態でお前が消えると本体も死ぬで 」
知らなかった情報ばかりが一気に頭に入り
少しの目眩を起こしそうになる。
桃「 りうらが数年前に人身事故で意識を失ってから今までずっと植物人間状態…ってことは調べがついてる 」
「 ただ何処の病院にいるのか分からないから正直今の段階だと手の施しようがない 」
青「 りうらの病院に関しては俺がもう少し調べたるよ 」
桃「 …病院が見つかれば、俺の力でりうらを元に戻すことが出来るかもしれない 」
「 だから、申し訳ないけどそれまではご主人様が気を分けてあげてね 」
赤「 …それだとあにきの負担に、 」
黒「 わかった 」
赤「 え 」
即答した俺を見て何やら面を食らったような
顔をするりうら。
黒「 …なんや 」
赤「 え、だって…、いいの、? 」
「 幽霊怖いって言ってたのに、ましてや性行為だなんて…、 」
黒「 あんなぁ…、嫌やったら昨日まででもう2回もしてへんやろ… 」
「 慣れたよもう、なんや事情もあるみたいやしな 」
赤「 …ごめんね 」
黒「 なんで謝んねん、こういう時はごめんやなくてありがとうって言うんやで 」
赤「 …ありがとう…、 」
黒「 よし、笑 」 ( 撫
桃「 じゃあ…りうらをよろしくお願いします…、笑 」
黒「 任しとき 」
話が一段落したその時、
バイブ音と共に光ったスマホの画面を見ると
着くよー、と通知が届いていた。
送り主の名前は ‘ 初兎 ’ と表示されている。
黒「 ん、そういや今初兎来るけど二人とも会ってったら? 」
桃「 え初兎ちゃん、?✨️ 」
青「 しょにだ…会ってく…、♪ 」
黒「 しょにだ、? 」
桃「 気にしないで、まろが勝手に付けたあだ名だから笑 」
赤「 昨日言ってた弟さん、? 」
黒「 そ、彼奴にもないことまろ見えるんかなぁ…、? 」
桃「 見えると思うよ 」
黒「 じゃあ反応楽しみやな笑 」
( ぴんぽーん
青「 ん、来たんちゃう? 」
黒「 出てくるからそこいとってな 」
黒 ( がちゃっ「 はーい 」
白「 悠くーん!! 」 ( ぎゅうっ
黒「 おわ…っ…、!?急にやめろや、 笑 」
水「 久しぶりあにきー! 」
黒「 お前ら二人とも久しぶりやなぁ…、 」
「 お、なんか持ってきてくれたん? 」
白「 今日泊まってこうかと思って 」
「 着替えと晩御飯の材料買ってきた! 」
黒「 あ、そーなん? 」
「 先言ってや…、布団1個しかないで? 」
白「 だいじょぶ、いむくんと一緒に寝るから 」
黒「 …そぉか…、笑 」
「 今何人か人来とるけど、それでも良ければええよ 」
白「 え、ごめん邪魔したやん、 」 ( がちゃっ
ほとけが持っていた袋を受け取り、
初兎に扉を開けさせると目の前から
まろとないこが突っ込んでくるのが見えた。
桃「 初兎ちゃ〜ん!! 」 ( ♪
青「 しょにだぁー! 」
白「 ……え 」
二人に抱き着かれたまま
微動だにしない初兎。
状況が上手く把握出来ていないのだろう。
水「 …誰。 」
白「 ぅ…、わからん…、 」
青「 ショック…ご主人にも聞かれたそれ…、まろもないこもずっと近くで見守っとったっちゅうんに…、 」
白「 …えまろ? 」
黒「 っ…、笑 」
目を白黒させた初兎が
まろの名前を何度も何度も確認し始めた。
白「 まろちゃんとないちゃん…そんなにイケメンなん…?? 」
青「 んふ、ありがと♪ 」
赤「 あにきと同じこと言ってんじゃん笑 」
桃「 兄弟だねぇ…、笑 」
白「 いや、まろちゃんとないちゃんって人形やんか…なんで人間…、 」
最初の俺と同じように分かりやすく
動転し始めたところで、
まろとないこからの説明があった。
青「 だから、まろはまろなの 」
桃「 ないこもないこだよ〜 」
白「 …あの可愛いぬいぐるみ? 」
桃「 そ 」
白「 うそぉ…、 」
水「 九十九神ってほんとにいるんだ… 」
白「 …まろちゃんたちはとりあえずわかった、けど… 」
「 そちらの方は…、? 」
俺の隣に立つりうらを見ながら
そう問いかける。
黒「 ん、あ〜…、初兎にも見えるんか… 」
「 …幽霊、? 」
白「 ゑ 」
赤「 正確には生霊ね、笑 」
黒「 あんま変わらんやろ…笑 」
白「 え、ん、ゆうれい、? 」
赤黒「 幽霊 」 ( 即
白「 …??? 」
首を横に傾げた初兎から大量のはてなが
浮かんでいるのが見て取れる。
白「 悠くん幽霊苦手やん…、?なんで一緒におんの…? 」
黒「 それなぁ…、りうらは大丈夫なんよ 」
「 それに、俺がいなきゃ此奴生きてられへんし 」
白「 えなにそんな重い関係なん、? 」
「 苦労しとるんやなぁ…、 」
桃「 なんか違う風に捉えられてるけど( 」
黒「 とにかく、暫くは此奴らとおるよ 」
白「 …わかった、幽霊の子りうらって言ったよな? 」
赤「 ん、りうらだよ 」
白「 じゃありうちゃん、よろしくな 」
赤 ( ! 「 …よろしく、笑 」
桃「 隣の君は? 」
水「 あ、ほとけです、! 」
青「 しょにだのかれし? 」
白「 え 」
黒「 あ 」
赤「 あ…、笑 」
青「 …え、聞いちゃあかんかった? 」
黒「 そういう訳やないけど…、笑 」
白「 …その…、 」
水「 …付き合ってるよ 」 ( ぎゅっ
口篭る初兎の代わりに、
初兎の手を強く握ったほとけがそう答える。
黒「 …そ、笑 」
白「 …黙っててごめん悠くん…、 」
黒「 いーよそんなん、幸せそうでええやんか笑 」 ( 撫
白「 …んふ、ありがと、 」 ( 笑
桃「 ご主人とりうらも似たような関係だもんね〜、笑 」
白「 え、そうなん、!? 」
黒「 ちょ…っ、なに喋っとんねん、初兎にそんなん吹き込むのやめろや…、 」
桃「 間違ってないじゃん? 」
黒「 いや…っ、恋人ではな、い…、 」
「 …よな、? 」
青「 わかんなくなってるやん、笑 」
黒「 っ…りうらも黙ってないでなんか言え、よ…、 」
赤「 … 」
黒「 …りうら、? 」
赤「 っえ、あ…ごめん、なんて…、? 」
白「 もーええて、ご飯食べようや 」
「 お腹空いたおれ 」
桃「 何買ってきたの? 」
水「 お鍋の材料 」
「 あと果物 」
桃「 えおいしそう 」
白「 ないちゃんたちも食べるん? 」
青「 たべたぁい 」
白「 じゃあ近くのスーパーにでも行って追加で材料買ってくるわ 」
「 足りないやろ 」
黒「 ん、ならお金渡すで 」
「 部屋にある俺の財布持ってって 」
白「 えほんま?ありがとー! 」 ( ぎゅうっ
黒「 はいはい…、笑 」
白「 いってきまーす! 」
青「 いってらっしゃーい 」
赤「 …、 」
黒「 …、? 」
「 どしたりうら、? 」
赤「 …んーん、なんでも 」
黒「 …まろー? 」
青「 ん!なぁに? 」
黒「 ないこと一緒に初兎に着いてってくれん? 」
「 食いたいもの選んで買ってき 」
青「 …おーん…、わかった 」
「 行こないこたん 」
桃 ( ? 「 はぁい、行ってくるね 」
黒「 ん、いってらっしゃい 」
俺の意図に気付いたまろが
すぐにないこを連れて家を出た。
黒「 …りうら 」
赤「 ん、は…い、 」
俺から目を逸らさぬよう両頬を掴む。
黒「 なに? 」
赤「 へ… 」
黒「 言いたいことあるならちゃんと言わなわからんで 」
「 気が欲しいならやるで、他にして欲しいことあるならやるし 」
「 言ってよ 」
赤「 …その…、引かない…? 」
黒「 …大抵のことなら( 」
赤「 あのね 」
「 あにきが、ないくん達と喋ってるともやもやして嫌な気持ちになって… 」
黒「 … 」
赤「 恋人でもないくせに、って…前にまろも言ってたのに…、こういうのを独占欲って言うのかなぁ…、? 」
黒「 ……おまえ、俺のことすきなん、? 」
赤「 え…っ、ぁ…う~ん…、?そう…なのかな…、? 」
黒「 そぉ…、別ええんちゃう? 」
赤「 え軽… 」
黒「 今のところ困ってることはないし、お前の好きなようにしてくれたらええよ 」
赤「 …いいの…? 」
黒「 うん 」
「 その代わり、お前の身体が元に戻ったらなんか1つ言うこと聞いてや、笑 」
赤「 当たり前でしょ、命の恩人…、 」
黒「 んはは、笑 頼んだ笑 」
赤「 ありがと~っ…、 」 ( ぎゅうっ
横からぎゅうっと抱きしめられたので
身体を預けて脱力する。
黒「 りうら…安心感すごいなぁ…、 」
「 体温ないのに謎に暖かくて、不思議な感覚… 」
赤「 そーぉ?初めて言われたけど、笑 」
黒「 …お前昨日さ、俺に彼女いないんかって聞いたやん 」
赤「 うん? 」
黒「 りうらはおらんかったん? 」
赤「 いなかったな…昔からだったけど、好きな子が中々出来なくてさ 」
黒「 そぉか… 」 ( ほ…っ…、
「 …、? 」
安堵感を感じた自分に違和感を覚える。
赤「 んふ…、笑 大丈夫、身体が戻ってもあにきの傍にいるよ 」 ( 撫
黒「 …そういうことを心配してるんちゃうし…、/ 」
赤「 えー、違った?笑 」
黒「 あほか…、自分の問題解決したからって余裕そうにしやがって… / 」
( がちゃっ < ただいまー!
赤「 ん、帰ってきた 」
桃「 ただいま 」
青「 あ!またイチャイチャしとる…、まろも混ぜてよぉ〜… 」
赤「 やだ 」
青「 なんでお前が答えんねん、まろのご主人やし!! 」
赤「 りうらだってあにきの…、…なに? 」
黒「 え俺に聞くんそれ( 」
赤「 なんかこう…関係の名称がほしい( 」
白「 関係の名称て笑笑 」
水「 え彼氏なんじゃないの? 」
黒「 うーん…、?? 」
赤「 え〜…、?りうらが彼氏は嫌…? 」
「 りうらはあにきのこと好きなのに… 」
黒「 …じゃあもうええよ彼氏で…、 」
白「 ちょっと、絶対適当に言ったやろ笑 」
黒「 まぁ…俺もりうらのこと嫌いではないし…、? 」
桃「 出た照れ隠し…、( 」
赤「 りうらあにきの彼氏だもん! 」
青「 う、ぐ…、やだぁ… 」 ( ぎゅうっ
桃「 うお…っ…、拗ねるくらいなら最初からふっかけるなよ、笑 」 ( 撫
青「 …いいもんまろないこたんいるし 」
桃「 ふ…、笑 はいはい、笑 」
白「 ねぇ俺お腹すいたって言っとるやんか! 」
黒「 あせやった 」
「 まろとほとけは買ってきた食材出して 」
「 初兎は冷蔵庫覗いて使えそうなのあったら出しといて、ないこは机拭いてほしい 」
桃「 り 」
白「 はいよ〜 」
赤「 りうらは? 」
黒「 台所から1番でかい鍋持ってきて 」
赤「 はーい 」
コメント
2件
ほのぼの+カップル感、いいね😖