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コメント
4件
うわぁぁぁぁぁ…好き好き好き好き好き好き好き好き好き
あ、ちょっと好き過ぎる。 ありがとう(語彙破滅 もうマジ!ファンタジー小説どタイプ過ぎて、ちょー嬉しい!
もし、本当に奇跡があるなら…歌上手くなりたい(雰囲気ぶち壊し)
そういえば名前思い出しました…書けば思いだすものなんですね…
ここはある魔法店…魔法瓶がたくさん売ってる場所…そして…
夜「…あ、」
夜「いらっしゃいませ!」
私はお客様に元気に挨拶をする
客「やっぱり夜(よる)さんの魔法瓶が一番病気に効くもんでね」
そう言って、常連さんは大袈裟なほどに笑う
夜「ありがとうございます!これからもお役にたてるように頑張ります!」
常連さんは1つの魔法瓶を取り、会計に移る
…そこで世間話に入った
客「そういえば…知ってるかい?『奇跡・魔法能力部隊』っていう組織」
世間のことはある程度知ってるはずだけど、そんな組織は聞いたことがない
聞いてみると、こう返ってきた
客「『魔法獣』っていう獣を倒す専門組織さ。中には被害に遭った村の支援もやってるらしい」
夜「なるほど…警察とか…自衛隊みたいなものなんですか?」
そう言ってみると、常連さんは戸惑ったような顔をした
客「少し違うな…『奇跡・魔法能力部隊』には能力を持ってる人達が集まってるんだ」
客「警察が介入したら原型が無いぐらいに…」
夜「ご丁寧に説明ありがとうございます!!」
グロい話が始まりそうだったから慌てて止める
常連さんは気分を害した様子も無く、お金を払って出口に向かった
…そこから私は奇跡・魔法能力部隊について考え始めた
…さっきの話を聞く限り、きっと人の役に立てる仕事なんだろう
そんな時…
日常を壊す音がした
慌てて外に出てみると…非現実的な化け物が私の視界いっぱいに入ってきた
青黒い体に手が異常なほど大きい…こんな生き物…いや、こんなモノ見たこと無い
村人1「きゃああああああああ!!!魔法獣!!魔法獣よ!!」
村人2「うわああああぁぁぁぁ!!!来るな!!来るなぁぁぁ!!」
まさか…
考える隙も与えないかのように地面が大きく揺れる
魔法獣が動く度にドスンドスンと大きく地面が割れ、揺れ、音が響く
逃げようと、後ろを向こうとした時…
動物の鳴き声がする
鳴き声がした方を見てみると…
フクロウだ。傷だらけのフクロウがいる
そしてその側には…魔法獣…
魔法獣は今にもフクロウを襲いそうだ
ダメ…
フクロウに手を伸ばし、抱きかかえる
…死んでない…よね?
でも、急いで手当しなきゃ危ない…
でも彼らは待ってくれなかった
逃げようにも…もう間に合わない
手の中に抱えたフクロウを見ながら…自分にも聞こえないほど小さな声で言った
夜「…助けてあげられなくてごめんね」
そして死を覚悟し、目を閉じた
…あれ…
…痛く…ない…?
目を恐る恐る開けてみると…
桜の飾りが付いた着物に身を包み、桜の髪飾りを付けている少年と…
夜「…え…?」
思わず泣きそうになってしまった
生きてる…無事だ…無事だった…
???「…無事でよかったよ」
少年は無表情のまま、まるで独り言のように呟いた
夜「…ありがとう…ございます…!よければお礼を…」
声を絞り出すと、少年は後ろを向いた
???「…名乗るほどの者じゃないので」
彼はそれだけ言い残し、立ち去ってしまった
…ふと、常連さんが言っていたことを思い出した
続く