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…………デート…デート……???
私、デートなんて片手で数えれるぐらいしかしたことありませんよ!?最近は、まずさもくんとまともに喋ってすらなかったんだから……!!(さもくんが風邪で休んでたため)
「……………………摩理之介、流石に横暴すぎじゃない?ななっし〜が泣くほど嫌がってるじゃん」
さもくんが摩理之介君に冷たい視線を向ける。
……………………私、泣いてはないなぁ…
私が少し戸惑って顔を引きつらせていると、摩理之介君が強引に私の手をつかんできた。
「へっ!?」
私は今日もまた素っ頓狂な声を出してしまった。
そして気付いたら身体が宙に浮き、足と背中に手を回されていた。
…………えっ…いやいやいやいやいやいや!!!???
こ、これは……あのぉ……世間体で言う…お姫様抱っこと言う…やつ…では……!!??
突然、何なんだ、このバナナ陽キャ!?
私は衝撃のあまり口をポカンと空けてしまう。
そして、さも君なんてもうなんか、ねぇ!?この世の人間ではないかのような顔をしていらしゃってます!
「………摩理之介、俺の彼女に許可なくそんな事して許されると思ってる?」
さもくんが前髪で顔に影を作りながら摩理之介君に問いかける。
………ガチ目に怖い。さもくんって怒ったら絶対怖い。怒らせないようにしなきゃ……って、私、もう怒らせてしまっていたのでした、反省…。
「え?うん、そりゃーね。いつか俺の彼女になるんだし。お前(さもくん)は元彼の分際になるんだよ?」
「……………………まだなってないんだけど」
「はーい、こいつ、まだって言いましたー!別れる気満々ですね〜?」
「………別れるわけ無いじゃん。やっと実った恋なんだから。もうななっし〜を手放すことなんてしない」
二人はバチバチと視線ですら火花を飛ばしている。
「……じゃあ、勝負しよ。デート対決。どっちがななっし〜さんを楽しませれるか。これで俺が勝ったらななっし〜さんの彼氏は俺と言うことで」
摩理之介君は自信満々にさもくんに言葉を飛ばす。
……………………いーや、これ絶対摩理之介君が不利じゃない…?だって私たち一応付き合ってるんだよ?それに長年の両片思いをやっと両思いにしたんだからさ、ずっとお互いに恋をし続けてたってことだよ?
それを、今から壊せるもん…かなぁ…。
私は頭をフル回転させて摩理之介君のメリットを探す。だって、摩理之介君がこんなさもくんに有利の方法でやるなんて思えないし…。流石に平等ぐらいにはなると思うんだけど…。
私の頭ではどんなに考えても分からなかったのでした。
と言うか………あの…
「そろそろ下ろして欲しい…です……。さすがに恥ずいなぁ…って…」
私は少し顔を赤く染めながらお願いをした。
そしたら二人とも面食らったように口をぽんかんと空けて、すぐに目を輝かした。
「「ななっし〜(さん)が照れた!!」」
……………………何なんだ、こいつらは…。
私が照れたら目を輝かせるの??
私の照れ顔に絶対需要何てないと思うんですけどー!!
「……………………まぁ…もうじゃあ、それは良いから…。そのデートとやらはするんですか!?しないんですか…!?」
もう、恥ずかしさなんて一回忘れて話を戻さなくてはならない。
「うーん、俺はやっぱり主催者ですし?やりたでーす」
「……………………これで摩理之介が負けたら、もうこちらに突っかかってこないらしいし……良いよ。受けて立つ」
さもくんと摩理之介君は両者ともに勝ちを譲らないと言うように火花を散らすのだった。
普通に怖いんですけど………( ;∀;)
ーー
べる「次回!デート編!!お楽しみに〜」
ななっし〜「一回聞きたい。これはどっちが先にデートなんだよ!?」
べる「……………………。お楽しみに〜!」
ななっし〜「教えてくださいよ!!??」
コメント
1件
がんばれ〜!2人ともがんばれ〜!(2人ともがんばったら結果的に修羅場か!?)