コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ー!!ーい!!!
「しゅんやー!!おーい!!」
「ん、、、?りく、、?」
「やっぱ調子悪かったんじゃないかよー!」
「あ、、えっと、、」
「無断欠勤とかしゅんやらしくないぜー?」
「………え??」
思わず間抜けな声を出してしまった
りくが丁寧に一から話してくれた内容はこうだ
今日は金曜日で仕事なのにも関わらず俺はあのままりくが起こしに来るまで死んだように寝ていた…………
ということらしい
「上司も心配してたぜー?」
「ごめん、りく、、」
「いいのいいの!!俺おかゆ買ってきたんだけどキッチン借りていい!?」
「えっ、いいの?」
「俺からのちょーっとした気持ち!受け取って! 」
「…じゃぁ、ありがたく、、」
「それでよーし!」
よいしょ、と立ち上がるりくに俺は頭を下げた
りくの鼻歌が聞こえ、ぼーっとりくの後ろ姿を見つめる
茶髪の髪を丁寧に真ん中で分け、そこから見えるぱっちりとした目が特徴のりく
男の俺から見ても羨ましいくらいの美形
そういや彼女いないって言ってた、
こんなに優良物件なのに勿体ない、
そんかことを考えているとりくがこちらを振り返った
「でーきたっ!」
「はいっどーぞっ!」
丁寧にお皿にもりつけされたたまご粥
「…おぉ、、すっげぇうまそう」
「召し上がれー!」
「…うまっ、笑」
「…!!」
「ありがとう、りく」
「めっちゃ元気出た」
「全然気にすんなー!!口にあってよかった!」
「まじありがと、笑」
「それにしてもほんと体調崩すなんてしゅんやらしくない!なんかあったか??」
「………、」
りくのくせして勘がいい
「…ないよ、なにもない、!」
「ほんとかー??」
「…うん、!ちょっと気温にやられただけだ……っ、」
そこまで言いかけるとりくにとん、と肩を押され後ろのソファに寄りかかる
「嘘つくなよ」
「…え、ついてないよ、」
そう言うとソファに寄りかかる俺にまたがるりく
「…俺、そんなに頼りないかな、」
「…え?」
「しゅんやみてたら分かるよ、」
「なんかあったんだろうなって」
「…俺、頼りない、?」
「ちがっ、ちがくて、、!!」
そんなことないって言わないと
りくのおかげで今こうしていれるって
言わないと、
いわないと、……
「……ごめん、しゅんや、」
許して、
そう告げるとりくは俺にキスを降らせた
「ん、、っ、、…!!」
「………ごめん、帰るわ」
「あっ、待って、、!!」
「…体調お大事に」
玄関が音を立てて閉まる
また1人になった部屋に食べかけのたまご粥
俺は流れた涙を強く拭った
……To be continued