どーも!ちょめ。です
【自分らしく】が完結いたしましたので、短編ではありますが、連載書きまーす!
あと、今回は見ての通りノベルに挑戦です!!
前回に続き、初のことですのであたたかーく見ていただければ幸いです。
それでは、いってらっしゃい!
ここから先は何でも許せる方のみお進みください。
何でもですよ!!
【ci視点】
俺はwrwrd軍の幹部、ci。
いつも俺の隣にいてくれるやつは、猫背で、紫のヘルメットとジャケットがよく似合うsyp。
俺とコイツは同期で、仲も良く、周りからは「新人組」なんて呼ばれたりして、我ながらいい仲間を持ったと思う。
たまーにずかずか煽ってくるのは良くないと思うけどな笑
まーそれはええねん。
俺はな、唯一コイツといて心苦しくなることがあるんよ。
「ショッピはすごいな〜。それに比べてチーノは…」
「ショッピくんは何でもできるんやなー。お前はどうなんやチーノ。」
これよ、これ。俺はこの言葉が世界一嫌い。
何か長けていることがあればすぐに比べたがる。
人間はそういう生き物や。
価値を確認するために、わざわざ価値の低いものと比べ、高い方を褒め称える。
当然、価値の低いものは馬鹿にされ、肩身の狭い思いをするのだ。
俺もな?最初は
努力を続けたら、いつか、いつか追い越せる。追いつける。
コイツの隣で堂々と笑っていられるようになる。
肩を並べられると思って、自分自身に言い聞かせてきたわ笑
でもそれも、限界。
いつからかなぁ、笑
部下たちからも馬鹿にされるようになったわ。
「チーノ様ってそんなに強くないのに、なんで幹部なん?」
「チーノ様と同期のショッピ様が可哀想やなw」
こんな言葉はしょっちゅう聞いた。
色んなとこから、色んな人から。
…正直怖かった
やから、一度皆に相談してみた。
でもな?
「またいつもみたいに、嘘なんやろ?w」
「お前ーw ホンマよくできた詐欺師やなw」
って言われちゃった、
俺、どんだけ信用されてないんやろ、笑
でも、神様は完全に俺を見捨てたわけじゃなくて…
人ではないけど、俺のだーいすきな友達はおるよ
皆に比べものにされた頃から、突然現れた友達はね。
「ん、眩し…」
窓から朝日が入ってきて、俺を優しく包み込む。
朝になったみたいや。俺、一晩中机に向かってたみたい、笑
大きく伸びをしていると
バサッ
「チーノ、アサダヨ。キョウモ、ガンバッテ」
今日も来てくれた笑
窓際に、オレンジ色の羽がきれいな1羽の小柄なインコがとまった。
この鳥はなぜか知らんけど、朝になると決まって俺の部屋に来るんだ。
覚えさせたわけじゃないのに、暖かく寄り添うような言葉をかけてくれる。
今日もその言葉が頭によく響く。
「はぁ、お前だけやわ、側にいてくれるの。」
そう言って頭を撫でてやると、満足したように羽ばたいていった。
その背中が小さくなって見えなくなるまでぼーっと眺める。
さぁ、今日の日記もここまでにしようかな。
俺は一晩中握っていた鉛筆を置いて、頬を軽く叩き、スイッチを入れる。
ネガティブな俺じゃ、アイツらにも嫌われてまうからな。
みんなは” 元気で明るいチーノ “が好き。
だから、今日もわざと明るく元気に劣等性を演じる。
本当は詐欺師なんかじゃない。
自分自身なんて捨てて。
コメント
1件
新しい小説だー!なんか、今からもう泣きそうなんですけど!!これも絶対神作だ!