【syp視点】
俺はwrwrd軍、幹部のsypや。
いつも隣にいてくれるのは、背が高くて、いつもぐるぐるメガネをかけている『詐欺師』なんて異名のついているci。
ciは俺と同期で、仲も良く、一緒にいると俺の凹とアイツの凸が綺麗に重なっていく感じがして、すごく頼りになる相棒や。
我ながらええ仲間を持ったと思う笑
まーそれはそれ。これはこれや。
俺は唯一、アイツといて心苦しくなることがあんねん。それはな?
「ショッピはすごいな〜。それに比べてチーノは…」
「ショッピくんは何でもできるんやなー。お前はどうなんやチーノ。」
これこれ、この言葉。俺はこの言葉が一番嫌いやねん。
比べるっちゅうことは悪いことだとは言わない。でもな?
お前らはアイツの努力を知っとるんか?
俺は、アイツの努力と苦労を知っている。
訓練が終わっても1人居残って訓練を重ね…、zmさんやtnさんに教えてもらえるように予習復習は欠かさず…、夜でも部屋の電気は消えてないことを知っている。
でも、どんだけ頑張っても、アイツは俺に追いつけない。
なぜかは明確や。アイツは、『自信』をなくしたんやろな。
どれだけやっても否定ばかりで認められない、超えられない。それがキツくなっちゃって、どんどん表情は暗くなっていったように俺は見えた。
でも、流石『詐欺師』と言われているだけある。
他の奴らは気づく素振りも見せないわ。
ま、俺には誤魔化せないけどな、笑
…なぁci。俺はお前が心配や。
眼鏡の奥では笑えてるんか?声だけでも、って無理して笑ってるんやないか?本当に心から笑えてるんか?
…俺はそんなに頼りないんか?
お前は最高の相棒だと思ってんで。相棒と呼べるやつはお前以外に考えられない。だから、いつだって相談してや?支え合おうや。
笑
そう素直に言えたら、ciはどんな顔をするのだろう。
はぁ…
俺は…正直になれたら、正直に言えたら、どれだけ楽になるのだろう。
「sypくん、今日も期待しとるで!w」
「sypなら、何でもできるよな!w」
色々なところから、たくさんの人から言われた、期待の声。
…正直怖い。
俺は期待に応えられなかったら捨てられるのだろうか?
失望されるのだろうか?
ciと比べたら、こんな悩みなんてちっぽけなもんや。
でも…、
考えたくもない。
…
チュンチュン
「…ん。朝か…」
はは…俺は一晩中机に向かってたみたいや、笑
それにしても、今日こそアイツはちゃんと眠れたのだろうか。
最近食堂にも来んし、心配やわ。
今日、誘って行くとするわ。
そう日記に残し、俺は鉛筆を置いて部屋を出ていく。
「はぁ…」
今日も特大のため息を残す。
俺は皆の期待に応えられるように、ciに辛い気持ちがバレないように、ポーカーフェイスを作って
今日も優等生を演じる。
本当は優等生なんかじゃない。
ありのままでいたい。
それでも、
コメント
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すげぇ…✨