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〇〇 「ひーくん、?」
朝光 「お、久しぶりです、どうしたん」
〇〇 「あえっと色々事情があって、」
朝光 「あー、そうなんや」
朝光 「母さん元気?」
〇〇 「んー、どうだろ…ㅎ」
朝光 「そっか、」
朝光 「ごゆっくりな〜」
深掘りしてこないのが朝光らしい
顔つきは大人になったけど昔の面影があって
かわいらしい
トイレから帰ると朝光とみんながソファに座っていた
じふん 「あ、〇〇さひと知り合いなんだって?」
〇〇 「あ、はい実は、ㅎ」
じゅんぎゅ 「えーどうゆう関係?」
〇〇 「あーまぁ小さい頃仲良くしてたみたいな…?ㅎ」
朝光と私は児童養護施設で育った
私は産まれた時母親が亡くなって
父親は
「1人で育てられる自信が無い」
そう言い放って出ていった。
今でもあの頃を鮮明に覚えてる。
朝光は、
どうだろう、詳しくは聞いてないけど
母親と父親が朝光を連れて無理心中したとか、
それから私たちは
児童養護施設で小さい頃から2人でずっと居て
幸いにも私たちは同じ里親に引き取られることになった
それから中学3年生まで一緒に暮らしていたが
両親が離婚
私たちは離れ離れになってしまった
それから連絡も取れず朝光がどこに居て何をしているのかも分からないまま高校生になった
朝光は私よりも二歳上だから
今はじふんさん達のように大学生なのだろうか
彼の癖のない優しさに惹かれて好きになった
だけど私の恋も儚く散った
でも一つだけ言えるのは、
会えてよかった。
芳典 「るとは何してんのー?」
朝光 「わからへん」
じふん 「まぁ〇〇今日は疲れたでしょ」
じふん 「沢山寝な」
〇〇 「ありがとうございます、」
私の部屋に行き、ベッドに横になった
目を瞑るのが少し怖い
けど、いつものように冷たい布団で冷たい空気を吸いながら寝るっていうことじゃない
今日はあったかい
私は目を瞑った
目が覚めるとそばには海が見えた
ここはどこ…?
あ、そうだ、私
昨日のことを思い出す
下に降りると置き手紙が置いてあった
“仕事行ってくるからご飯食べてねー!
みんなより”
少し不器用な目玉焼きとまだ温かい味噌汁
どれも美味しそう
仕事ってなんの仕事だろ…
気になりながらもできる限りの家事をしようと思いご飯を食べ終えてお皿洗いをする
掃除やらなんやらしていたら夕方になっていて
〇〇 「あ、もうこんな時間…」
外を見ると雪が降っていた
海を見たくてテラスに出る
〇〇 「綺麗」
心が浄化される
今頃お母さん何してるんだろうなぁ。
昔はあんなのじゃなかった
不倫されてから変わってしまった
私に料理を教えてくれて休日はお父さんと朝光と4人で公園に行って。
あぁ、楽しかったなあの時
思い出すだけで涙が出る
じふん 「〇〇ー?」
あ、帰ってきた
芳典 「どうしたん風邪ひくで?」
朝光 「〇〇さんなにしてるんー」
芳典 「えっ!なんで泣いてんの〜」
〇〇 「ちょっと色々思い出しちゃって、ㅎ」
〇〇 「ひーくんたちまで風邪引いちゃうから、」
朝光 「大丈夫やで、俺らおるから」
〇〇 「うん、ありがとう、ㅎ」
部屋の中に入る
じふん 「〇〇、来な」
〇〇 「、」
じふんさんは私を抱きしめてくれた。
じふんさんはやっぱり他とは違う優しさがある
消えてしまいそうで
怖い
視線を移すとデカい男の人が、
これが昨日みんなが言ってたるとさん、、?
温斗 「あ、温斗です」
〇〇 「〇〇です。昨日からお世話になってます」
温斗 「もう全然ラフな感じでいいすよㅎㅎ」
じゅんぎゅ 「〇〇とるとは同い年だね!」
〇〇 「あ、そうなんですか?」
温斗 「お〜じゃあタメでㅎ」
〇〇 「うんよろしくㅎ」
じゅんぎゅ 「僕らにもタメ口で話せばいいのに〜」
じゅんぎゅ 「さひとるとだけずるいぞ!!」
〇〇 「私はみなさんがいいなら大丈夫ですよㅎㅎ」
じゅんぎゅ 「やったー!!」
こうして私たちは平和に暮らしていった
私が初めてこの家にきてから
1週間が経とうとしている
今日はみんな仕事がないらしく
リビングでゴロゴロしている
ニュースを見ていると
「〇日から女子高生が失踪した事件について
警察は調べています
行方不明になっているのは
〜〜在住の〇〇 〇〇さんです。
母親の△△さんから
「娘が帰ってこない」
と通報があったことから警察はなんらかの事件の可能性がないか取り調べを進めています。」
どうしよう、私だ、
じふん 「〇〇」
〇〇 「じふんさん、私っ、」
じふん 「大丈夫。見つからないよ」
じふん 「俺が約束したじゃん ㅎ」
じふん 「誰にも見つからない場所に逃げようって」
nent→♡10