俺の部屋には誰もいれたことがない。
人に見せれるような部屋じゃないし。
カーテンを閉め切って真っ暗。
床には紙やら包帯やらが散乱していて
真っ赤な液体が染み付いている。
壁紙もボロボロだし
まるでゴミ屋敷だった。
そんな部屋の俺の定位置は
入口からは死角になっているところだ。
壁とベッドに少しの空間があり、いつもそこにいた。
今日も俺はそこに座っている。
足の踏み場を探しながら机に向かい、引き出しを漁って探していた。
zm「あった……」
また定位置に戻り、落ち着いて手首に”それ”をあてた。
流れ出る液体。
それはドロドロしていて、健康そうではなかった。
そんなことも今では関係ないけど。
ある程度流したところで
今度は首にあてた。
首は初めてだったが、それほど緊張はしなかった。
怖くもなかった。
何も感じなかった。
ただ、冷たかった。
血まみれになった腕を押し、”それ”をスライド。
また、ドロドロ。
生あたたかいものが首をつたり、服の中まで流れ込んでくる。
zm「やっと終わるんや……」
zm「長かったなぁ…」
俺の意識はそこまでだった。
コメント
3件
お疲れ様! zm... 入口の死角ってとこがまた深いなぁ 助けに来て欲しいし、部屋の状態を見てみんながどんな反応になるのか気になる、!
1 人 で 抱 え 込 む タ イ プ な ん だ よ ね 、、 zm ぐ ら た ん 様 毎 回 神 作 を あ り が と う ご ざ い ま す っ 、、 😵💫
ぞ…zm!? は、早く気づけ…!!…!! ってか投稿ありがとうございます…!!!