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転校してから数週間経ち、夢ノ咲学院にもValkyrieのプロデューサーとしても慣れてきた。
斎宮くんとも影片くんとも少しずつ仲を深められている気がする。
そんな今日はValkyrieが舞台に立つ日だ。
「今日は空が見える舞台やんね」
「そうだね、日焼けだけは気をつけたまえ」
彼らの中で、屋外ステージで芸術を披露することは指で数えられるくらいしかないのだろう。
影片くんは物珍しそうに舞台を眺めていた。
その横で、斎宮くんは少し気難しい顔をして何かを考え込んでいた。
彫刻のように綺麗な横顔に、私は目を奪われてしまった。
「何をしているのかね。君にも仕事があるのだろう。」
「ごめんなさい…!何か気になることがあるのかなって思って…今日の衣装とても素敵ですね!」
斎宮くんにバレていたとは思わず、私は少し早口で返事をしてしまう。
「気になることか、屋外だとだとスポットライトが上手く機能するか心配だね」
斎宮くんは群青に染まった空を見上げた。今日は雲一つない快晴。スポットライトのように太陽が世界を照らしている。
「そうですね、今は太陽の光が少し強いですが、公演時間は夕方頃なので心配いらないと思いますよ」
彼は心配そうに舞台を見上げていた。
瞳は安堵の微笑みに変わっていた。
「そうか。それなら安心だね。」
そう言って彼は共に舞台に立つ同志に声をかけ、舞台袖へと消え入った。