コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
髙地side
今日は俺らにとってちょっと嫌な恒例行事の日。
何かって?それは………
インフルエンザの予防接種!
まぁ俺はもういい大人だから注射なんて大した事ないんだけどさ、ウチのメンバーには2人いんだよね、注射嫌いが。
優吾「樹、2人どう?」
樹「今んとこバレてない」
優吾「分かった。じゃあ車に乗るか」
樹「おう」
“予防接種行くよ”なんて言ったら絶対来てくれないから、“皆でご飯行く”って言ってあんの。
あっ予防接種が終わったら食べに行くつもりだからあながち間違いではないよ?
ちなみに2人以外は予防接種って知ってる。
優吾「そろそろ行くよー!車乗って」
優吾以外「はーい」
・
・
・
優吾「着いたよ、降りて」
北斗「えっ……」
大我「何言ってんの?ここ病院だよ?」
ジェシー「はーい降りるよー」
慎太郎「早く行こうよ!」
この反応で分かったかな?そう、注射嫌いの2人は北斗と大我。
北斗に関しては病院そのものが大っ嫌いだから、どうやって病院内に連れて行こうかな?
北斗「俺行かない。帰る」
樹「北斗、俺が横にいるから行こ?大丈夫だから」
ジェシー「ほら、大我も降りて?」
大我「いや、降りるのはいいけどさ…」
大我はブツブツ言いながらも降りてくれたけど、やっぱり北斗が降りようとしない。
優吾「北斗、おいで」
北斗「やぁ、ほっくんいかないのぉ、ウルウル」
あら、お家の甘えモードになっちゃった。さっきまでお外モードだったのに。
今にも泣きそうな目で必死に行きたくないと訴えてくる。
慎太郎「すぐ終わるよ?」
樹「頑張ったらなんでも言うこと聞いてやるから、な?」
北斗「なんでも?」
樹「おう!」
北斗「ほっくん、あいしゅたべる」
樹「いいぞ。好きなの買ってやる」
北斗「あとね、らっこ!!」
普段は体格とか力の関係でジェシーと慎太郎に抱っこしてもらうことがほとんど。
でも、樹に抱っこは無理じゃない?あいつ折れるよ?
ジェシー「AHAHA!樹出来んの!?」
大我「さすがに無理じゃない?」
樹「いや、北斗のお願いなんだからやるよ。北斗、アイスと抱っこ約束な!その代わり頑張ろうな?」
北斗「ぅん…」
何とか北斗を車から降ろすことが出来て病院内に入った。
病院着いてから入るまで20分かかったよ。
ー続くー