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闇サイト日常


私は凡人だ、それを認めたくないから着飾る。凡人の癖に完璧を求める。いわゆる完璧主義というやつだ。別に大した努力もしない、理想だけが高く、その理想に追いつく為の頭脳もない。成功したいとかそんな目標も希望もない。ただ刺激を求め、欲求不満を嫌う。私みたいに捻くれた思考の人間がぞろぞろと集まっている。私がハマってしまった物、ネットの闇サイト(ダークウェブ)でほぼ犯罪で稼ぎをしている。自殺屋だ、色々な手段を使って、依頼された特定の人を自殺に追い込む。そんなアルバイト。お金が欲しかった訳じゃないといったら嘘になる。最初は気軽な気持ちだった。人を自分の手を汚さず葬る事ができ、お金まで貰えるとは(それは大層な金額)そう思い、初めは一人のサラリーマンを飛び降り自殺に追い込んだ。成功した。人はやはり怖い者だ、人殺しなんて良くないし、普通に考えたら犯罪だ、でもそれは殺しをした事がない人が言う事だと思う。何故なら実際に人を死に追い詰めた時、私はとても気持ちが良かったからだ。別に憎い相手でも、知り合いでもない。しかしそれがまた興奮材料になるのだ。私はその日また闇サイトにログインし、(このサイト自体が問題になった時自分のログインのデータは何処かには必ず残るが、承知の上でやっている)依頼の投稿で一番興味がそそるものを探した。やはり闇サイトだ、皆が憎い相手や、自分の人生にとって害のある人を狙って投稿している。皆が丁寧に文章で自分の殺したい相手の情報を書いている。人間人間してるいるな、自分の手は汚したくない、だけどどうしても殺したい 。本当に憎い相手は自分で殺したい派、自分で殺したくない派に分かれると思う。前者の意見は、(憶測ではあるが)自分が死ぬほど嫌いな憎い相手は自分自身の手で苦しめて殺したい、相手の絶望した哀れな顔を眺めたい、とかだろう。後者は憎い、殺したい、たが私の人生にそんな粗大ゴミを殺す時間など勿体無い。そんな奴に時間を割いてわざわざ犯行に及ぶなら、他人に処理してもらう方が楽だ、とかだろう。前者と後者の違いは殺す際の快感を重要視するかどうかだと思う。ところで私はどちらでしょうか。正直どちらの気持ちもあると思う。憎くいという気持ちが一緒だとしても、そいつを自分自身で殺したいかは人によって違う。やはりそこで人は自分の利益やら害(リスク)やら快楽を得られるかどうかで判断し殺すかどうかを決める人は多いだろう。そんな事も考えながら闇サイトに目を向けた。スクロールしていく中で一つ気になる話題があった。

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