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2 - 全部、頂戴

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2025年09月10日

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「………どーしました…?」



腕の下で、若井が困惑したように此方を見上げる。


あーもう。その顔も可愛いの何。



「若井を可愛がろうと思って」


平然と言い放つ俺に、若井は怪訝そうに眉を顰めた。


「…いや、全然分かんないんだけど……」


状況は読めてなさそうだけど、距離の近さに落ち着けない様子で。


定まらない視線がとにかく愛おしい。




少しだけ熱を帯びた頬に手を添え、指を首元へと滑らせる。



「…つまりね、若井は今から抱かれるって事」




悪戯っぽく笑って低く囁くと、若井が小さく息を飲んだ。


「…っ、何変な事言ってんの……」



そう呟いて恥ずかしそうに目を逸らす姿が、理性を霞ませていく。


「流石に押し倒してまで冗談言わないって。」


指を絡め取ってきゅっと握ると、伝わる熱に心臓の音が騒がしくなる。



「本気だよ。嘘ついてる様に見える?」


若井は視線を泳がせたまま、何か言葉を探しているようで。


乱れて目にかかったその前髪を優しくよけて、そっと言葉を落とす。




「……それとも」




「俺とすんの、嫌?」






微かに潤んだ瞳が小さく揺れ、絡めた指をほんの少しだけ握り返された。






「…………嫌じゃない、けど」




背けたままの視線も、赤く染まった頬も

全部に胸が締め付けられる。



「…んふ、かわいい。」



小さく笑うと、彼の肩の力が少し抜けたような気がして。


「…やめてって言われても止まれないかも。」


なんて、冗談めかして言えば 若井が呆れたように笑う。



「……好きにして」


「ふふ。じゃ、遠慮なく」



指先で首筋をなぞって、そっとキスを落とした。




焦らされた分、沢山可愛がってあげる。




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コメント

5

ユーザー

若井ってこんなに可愛い生き物なのだな…死ぬ

ユーザー

好きにしてってナニ!?!?あざとすぎる…

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