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キャメロンver
「ただいまー」
「おかえりー!これまちこりのだよ!」
「なになに、怖いんだけど…みんな普通なの?」
「みんな食べたんだけど誰もCOしないんだよね。つまり〜」
これがお酒入りってこと
「さいっあく…逃げたい〜!!」
「残念ながら言質とってあるんだよ」
ニキニキのスマホからわたしの声が聞こえる。
『ちゃんと帰ってくるから!余ったやつ置いといてねー』
「これは確実にまちこりーたさんの声ですね…」
「まちこ〜YouTuberとしての本領発揮のチャンスだぞー」
「私TikTokerだし!!」
そんなことを言っても食べないと言う選択肢はない。
いかにも高級そうなチョコレートを一粒口に放り込む。
口の中はお酒の匂いに包まれて…
包まれて…
あれ?
「甘い…」
「ええ?」
「私のやつも普通のチョコレートだよ?」
口の中にはお酒のおの字もない。
「りぃちょこれマジで酒入ってんの?」
「そのはずだけど…ほら」
渡された紙を見ると確かに1つだけお酒入りのものがあると書いてある。
「あれ、そういえばニキくんどこ?」
「なに言ってんのキャメさん、ここにいるじゃん」
「え?あれ、本当だ。りぃちょくんは?」
「俺もここにいるじゃん?」
「んー?あ!流れ星!」
「これ当たったのキャメだなww」
「食べたのに気がつかないとかあるww?」
「メロンちゃんがお酒入り食べたけど、気がつかずに酔っぱらったってこと…?」
「まじでかww」
「キャメさん帰れる?」
「なんとかなるさーー」
「まちこ気をつけてねー?」
「夜道に?キャメさんに?」
「どっちも!!」
「大丈夫、キャメは一生童貞やから」
「俺も卒業するー!!」
「頑張れー(棒)」
分かれ道で家の方向的に私とキャメさんの2人きりにならなければいけなくて少し気まずい。
でも相手は酔っているからまだいいだろう
「まちこさん今日楽しかったー?」
「うん、めっちゃ楽しかったよ!キャメさんも…?って言っても、めっちゃ酔っぱらっちゃったけどw」
「俺も楽しかったよ…久しぶりにまちこさんにも会えたし?」
真っ直ぐに瞳を見つめられてその目に呑まれそうになる。
「…あっぶなぁ!色恋かけようとすんなよーー!」
「あはは、そんなつもりなかったけど、そう見えた?」
「見えた!やめてよーどうすんの、私がキャメさんのこと好きになっちゃったら!」
「全然うれしいけど?」
「おいおい、誰かと間違えてるんじゃない?酔っ払いさん」
「間違えてないよ」
私の手首を掴み、都合よくあった細い道に引き込む。
「キャメさん…?」
「俺が今話してるのはまちこさん」
「わ、わかった。わかったよ!!?」
顔の距離が近くなりアルコールのせいだけではなく熱くなる。
「俺のこと好き?」
「好き、だよ」
「俺も好き」
くしゃりと笑う顔に心臓の音が聞こえるのではないかと言うほど強くなる。
いやいやいや、展開急すぎん?
さっきまで気まずいとか思ってたのどした?
心の中でツッコミを入れる自分は表に出せず雰囲気に飲まれる。
「雪がやみませんね」
「でも、暖かいですね」
キャメまち書くのめちゃ難しかったです
「月が綺麗ですね」的なやつをしてみたくて「雪がやみませんね」を使ってみました