テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
⚠注意⚠
苦手な人は苦手っす
(ネタバレになるためあまり言いませんが…)
不安な人は回れ右で
―瞳遷病―
―侑視点―
きっと俺は治に嫌われてる
治は瞳遷病という病気を患ってる。
まぁ、病気と言っても死ぬとかそういう病気ではない。
治の病気は感情によって瞳の色が変わる病気だ。
それ以外は身体に影響はない。
でも、そのおかげで治の感情はすぐに分かる。
普段の瞳は落ち着く翡翠色。
眠そうなときは澄んでいる瑠璃色。
退屈そうなときは透き通るような霞色。
楽しそうなときは煌めく琥珀色。
そしてメシを食ってて幸せそうな時の瞳は一番キラキラして虹色に輝いている。
よく感情によってころころ変わる瞳がかわいらしいと思う。
角名や銀と話すときも楽しそうな色でなによりだ。
でも、俺のときは違う。
治が俺に向ける色は赤黒かった。
最初は赤だけだった。
他の人には向けない俺だけの色。
双子だからなんか特別なんかなと思って特に気にしたことはなかった。
けど、年月とともに赤に黒が混ざっていくようになっていった。
今では赤というよりは赤に近い黒といった方が正解だ。
別に行動も表情もいつもと変わらないのに俺を見る目だけ違う。
だから思った。
あ、俺嫌われてるんだ
嫌われるような理由には心当たりはなかった。
けど、瞳の色で分かる。
俺が嫌いなんだと
治は優しいからな。
多分、嫌いだとバレないようにいつも通り接してくれてるんだろうな。
でも、別に嫌いなら嫌いって言われてもいいのに何で正直に本当のことを言ってくれないんだろう。
しばらく経ったある日のこと。
その日は特に用事もなく両親もいないため、家には俺と治の2人だけ。
部屋でくつろいでいると治が昼メシ作ったから一緒に食べようと言ってきた。
治の瞳は相変わらず赤黒かった。
俺もそろそろ腹が空いてきた頃だったため、一度リビングに行き、昼メシを食べることにした。
昼メシを食べ終わり、俺は部屋へ戻ろうと立ち上がったその瞬間だった。
視界がぐらっと歪み、俺は倒れ込んでしまった。
(え、何?何が起こった?)
からだに力が入らない
それになんだかものすごい眠い
意識がどんどん遠くなる…
そして俺はそのまま意識を手放した。
俺が意識を手放す前に一瞬だけ治の顔が見えた。
治はこちらを見てにんまりと笑っていた。
それに瞳の色がいつもと違った。
いや、色はいつもと一緒なんや。
なんて言うんやろ。
どろどろしているというかなんていうか
なんだろう、危ないようなそんな感じの目だった。
そして、微かに聞こえた治の声。
「やっと俺のもんや」
瞳遷病
感情によって瞳の色が変わる。
病気のせいで感情が左右されることはない。
コメント
6件
え、初めて知った奇病だけどめっちゃ好き
この奇病初めて聞いた!! なんて読むんだろ?🤔 対侑のとき瞳が赤黒くなる理由わかった時、シンプルに鳥肌立った ... 多分恋愛感情向けてる相手だと赤黒くなるのかな?しかも結構どろどろしたやつ めっちゃこのお話好きかも🫣💕 次も楽しみ〜‼️🙌🙌
奇病の名前が読めなかった… ちょっとまってまってまって????まじで???好きすぎるんだが??あ、治は侑のこと好きだったから瞳赤黒かったんだやばっ、好きすぎる‼️ 細すぎて神すぎる🫣🫣このあとの展開すごく見たい、けどそんな欲張りはやめておきます…😇 この話好きすぎる…次もまってる‼️‼️楽しみ👊👊😘