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あらぁ涼ちゃん可愛い
💛ちゃんの、💙への甘くて、切ない想いがぐっと来ちゃいました🥹✨
「大切な時期にご迷惑をおかけして申し訳ありません。」
頭を下げる滉斗の横で、僕は視線を下げる。
元貴みたいに堂々とできないし、だからと言って滉斗と一緒に頭を下げるのは多分変なんだろう。
世間的に僕はただのチームメイトなんだから・・・
「この後、涼ちゃん何もなし?」
「うん。元貴は?」
「俺は制作があるから。」
「いつもありがとうございます、元貴大先生様。」
「それはいいんだけど。若井も今日後ないから、ちゃんと二人で話しなよ?」
「え?話したよ?」
「言えてないこと、聞けてないことない?」
「・・・・・。」
本当は聞きたいことがあった
けれど、聞けなかった
『彼女のこと好きだった?』
滉斗のことだ
好きでもない相手と付き合うとは思えない
『好きだった』と言われたらへこんでしまう自分が目に浮かぶ
過去を含めて滉斗が好きだといったのに
過去の彼女たちに嫉妬してしまう自分が嫌だ
そして僕もいつの日か
滉斗の過去の一部になるんだろう
そう思うと胸が苦しくなった
「『何かあったら話し合う』でしょ?」
元貴はバシっと背中を叩いた。
「若井はああ見えて貴方以上に鈍感な時があるから。ちゃんと不安は言葉にするんだよ?」
「なんか元貴が大きく見える・・・。」
「普段小さいって言いたいんかい!」
「あはは、違うって。でもありがと、元貴。」
帰りはマネージャーに滉斗と一緒に送ってもらう。
「今日涼ちゃんち行っていいー?」
「いいよー。」
暗い車内、ぼーっと外を眺めていると右手に何かが触れた。見ると、滉斗の左手が僕の右手に重ねられていた。ちらりと滉斗を見ると、窓の外を眺めている。
”秘密の恋”
本当にそれだね
でも、選んだのは僕らだから
後悔はしていない
置かれた手をそっと恋人繋ぎにしてみる。なんか滉斗の手が熱くなった気がした。
「ふふ。」
「なに?どうしたの?涼ちゃん。」
何食わぬ感じで聞いてきた。
「別に。思い出し笑い。」
「怖っ。」
こちらを向いた滉斗。暗いからはっきりとした表情は分からないけど、なんとなく不安そうな表情をしていた。
(今回のことでどう影響が出るか分からない。滉斗だって不安なんだ。僕も不安そうにしてたら駄目だよね。)
笑顔でいよう。せめて滉斗の前だけでも。
降りる際はもちろん握っていた手は離された。
二人で家に帰り扉の鍵を掛けた瞬間、滉斗に抱きしめられる。
「あんな可愛いことしないでよ。びっくりするじゃん。」
「先に手握って来たの滉斗だよ?」
「でもさぁ・・・。」
「ねぇ、滉斗。」
「んー?」
「一週間韓国でのソロの仕事って明日出発だよね?」
「そうだよ。夕方からだから朝はゆっくりできる。」
「そっかぁじゃぁさ・・・。」
僕は滉斗の耳元で囁いた。
「しよ?」
驚いて少し離れる滉斗。それがなんだか悲しくて、僕の方から近寄って滉斗の肩に頭を乗せる。
「いや?」
「いやじゃない!でも、いいの?」
「だって一週間滉斗いないの寂しいし・・・。」
「何それ可愛すぎ・・・。」
ゆっくりとほぐされて、前も後ろもトロトロにされる。
「ひろと、はやく・・・。」
「あんま煽んないで・・・。一週間我慢できなくなる・・・。」
ゆっくりと入ってくる滉斗のモノ。熱くて大きくて、流石にすぐ全部は入ないから、僕が慣れるのを待ってくれている。
「涼架、大丈夫?」
「うん・・・。も、動いても、大丈夫だよ。」
「辛かったら言ってね。」
「うん。」
浅いところをかき回すようなのから、だんだん深くなっていく。
「ひろ、とっ。手、つないでほしっ。」
「今日どうしたの?めちゃくちゃ可愛いんだけど。」
「いや?」
「嫌じゃない。涼架なら大歓迎!」
動きが激しくなるにつれ、お互いの息も上がっていく。両手を恋人繋ぎしているので口を塞ぐことができない。何度も揺さぶられ突き上げられるたびに声が漏れてしまう。何とか響かないように唇を噛みしめていると
「ダメだよ、涼架。唇が切れちゃう。」
「だってっ・・・。」
涙で滲む視界。そこにはぺろりと上唇を舐め、瞳に欲望を宿した滉斗の姿。
あぁ、こんな風に彼女たちも抱いてたのかな、なんて思ってしまって胸が痛くなる。
「涼架、大好きだよ。」
それでも甘く名前を呼ばれたら
ふわふわとした気持ちになる
なんて単純な僕