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かめちょん
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もうすぐ
元貴の家に泊まって一週間経つ
「あの後、どう?」
僕は、あの男について元貴に尋ねた
「うーん、あん時からは一度も姿を現さなかったな」
元貴は残念と口を尖らせる
「何もないなら良かったよ」
「そうだね で、次は若井んとこで泊まるんだよな」
「あ、若井の家…」
忘れてた
次は若井の家に泊まるんだった
「まぁ、今の若井と涼ちゃんなら大丈夫っしょ」
「いつの話してるの…」
「あの頃は大変だったなぁ〜」
「元貴、もういいよ〜…」
フェーズ1の頃は大変だったな
いつも、若井に避けられてて悲しかった事もあったしね
いまではもう考えられないくらい
距離が縮まっていて一緒にいてすごく楽しい
「…あれ、若井来てないね?」
「あ、ほんとだ、ったくどこにいるんだよ」
元貴はすぐ若井にメッセージを送った
「お、来た来たえーっと…」
ー 体調悪くなっちまって先に帰るわごめん ー
「はぁ?俺らに言えよそれは!」
若井から来たメッセージに怒る元貴
「若井にしては珍しいね…」
「でも、このまま泊まっていっていいのかな…体調悪いみたいだし…」
「それについてはいま聞いてるところ!」
ー すぐ治るだろうし泊まっていっていいよ 涼ちゃんに伝えといて ー
「いや、涼ちゃんに送れよ 泊まっていいってー」
「よかった、はーい」
「もし若井となんかあったら俺を呼べよ」
その時は若井をひっぱたくから
「やめてあげて、それは…」
「冗談ですよ」
「もう」
〜若井の家〜
「大丈夫かな…」
僕は心配しながらインターホンを押した
すると扉が開いた
「あ、涼ちゃんよく来たね」
笑顔で出迎える若井がいた
体調悪いと聞いてたけど元気そう
「体調は大丈夫…?」
「少し寝たら楽になったからもう平気」
「よかった…あんまり無理はしないでね」
「ありがとう」
「さ、入って入って」
「お邪魔しま〜す」
涼ちゃんがストーカーにつけられてたあの日から
俺の嗅覚というか
涼ちゃんからする甘い香りが
日に日に強くなり、衝動に駆られそうな日が多くなってきてしんどい
通りすがっただけでも
甘い香りが漂ってくる
さぞ美味いんだろうな
そんな事も考えるようになった
俺には刺激が強すぎる
涼ちゃんがリビングに行った所で
洗面所に駆け込んで
鏡を見れば、そんな衝動に駆られそうな自分がいた
あぁ、これがフォークというやつか
だが、あの事件のように
捕食したりはしないはずだと信じたいが
涼ちゃんを前にすると何しでかすかはわからない
「…とりあえず衝動を抑えるしかないな…」
涎を拭き取り
頭をスッキリさせるため顔を洗った
「涼ちゃん、夜はなるべく一人で出歩かないように」
「わかってるよ〜」
「本当にわかってるんだな?言っておくがこれは涼ちゃんのためだからな」
「もうわかったって…」
子供のように口を尖らせる涼ちゃん
そんな所も可愛い
「若井?」
「あぁ、ごめん とりあえず夜は外に出るなよ」
「はぁ〜い…」
俺は風呂に湯を張るためにその場から離れた
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