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#命の選択
ぷち
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『彼等が死ぬか。私が死ぬか。』
〜Will you continue to die every day
or will you face Tomorrow?〜
※死ネタです。苦手な方は🔙お願いします。
ベリ主、ロノ主。それぞれの視点でお楽しみ下さい。
Day.19『クロウザー・ノックス』『ムー』
○月✕日 クロウザーと一緒に買い物へ
『それにしても、君と二人でお出かけなんて初めてだな。緊張してる?』
『そんなことないよ。もう執事だから怖くないよ。』
『やれやれ、執事だけど俺はマフィアのボスだよ。今もこうしてお仕事中さ。』
私は努めて気丈に振る舞う。
『だからさっきから視線感じるんだ…』
『視線って?』
『後ろで部下達が心配そうにつけてきてる。』
『はぁ、あいつら…。よほど俺のことが心配みたいだな。』
『それくらい愛されてるんだよ。クロウザーは。』
私を庇って死ぬなんて勿体ないよ。部下の人達に殺されちゃうかもな。それならそれで…。
『…そうか。愛されてる、か。でも今は君とのデートを楽しみたいから。追い払ってくるよ。待ってて。』
離れたところで部下達がクロウザーに注意されている。
『……。』
私には勿体ないくらいだな。執事としてもマフィアのボスとしても貴方は信頼されてる。
だからお願い。私を庇うなんてことしないでよ。
『ごめんね、お待たせ。』
『大丈夫だよ。でも、そろそろ時間かも。』
『時間?』
『……うん。』
私はクロウザーから少し離れる。
『ご主人サマ?』
ヴーヴー!
『別れの時間なの。』
『……!』
バサッバサッ。
『知能天使…。』
『やぁ。悪魔執事…あれ、君は初めて見るね。新しい執事かい?』
『クロウザーは関係ない。セラフィム。貴方の目的は私でしょう。早く、殺しなさい。』
『随分積極的だね。でも嫌いじゃないよ。その強気の良さが…絶望に染まる瞬間がね。』
『ご主人サマ…こっちへ、早く。』
剣を抜いてご主人サマに手を差し出す。
『来ないで。もう終わりにするから。』
『…死ぬつもりなの?そんなこと俺がさせないよ。』
『もう充分。守ってもらった。今日はもう終わり。明日を迎えよう?』
私は涙を流す。
『っ、ダメだ。』
天使の攻撃が私に降りかかる。
『ダメだ、ご主人サマ――!!』
と、その時――。
『主様――!!』
『ムー…?ダメ……ッ!!!!』
ムーが私の前に現れる。
そして、クロウザーに肩を引かれ後ろに下がる。
『やめて、2人共――!!』
ザシュッ!!
『ぐ…っ!』
『うわぁっ!』
『あれ?猫?まぁいっか。ふふ、その顔、凄くいい。面白かったからここでバイバイかな。あははっ。』
セラフィムは笑い声を上げて去っていく。
『あ、あああ…っ。どう、して、ムーまで…。クロウザー…ムー…!!ああ、あああああああああああああっ!!!!!』
かつて無い絶望が襲ってくる。
ムーが血を流し横に倒れ込む。
クロウザーが剣を床に落とす。
カランカラン…ッ。
『はぁ、はぁ…ムーに先を越されるとは…。俺もまだまだか…。ご主人サマ…怪我は…。』
『ボス!!』
『お前達…。』
クロウザーの部下が私達の元へ走ってくる。
『ご主人サマ……俺の事は、いい。ムーを…。』
『っ……ムー…。ムー!』
『僕も、主様の執事、です…僕は…ちゃんと守れましたか…?』
『うん…っ。ちゃんと、守ってくれたよ…。』
『僕は…主様が死ぬなんて、嫌なんです…だから…生きて、ください…。』
弱っていくムーの小さな鼓動。
『ムー……?』
『大好きです…主、様…。』
『ムー?嘘、いや…っ。嫌だよ、ムー!!』
この世界に来て、不安な事ばかりで、怖いこともあったけど、貴方が傍に居てくれたから、私は強くいられた。あの日、空から貴方が現れてくれて、私は――!
『ムー……っ。ぐすっ、つぅ…!』
『ボス、ボス!なんで、どうしてこんな!』
『ふ、はは…これは俺が勝手にしたことだ……お前らが悔やむ必要は、無い…ご主人サマ……怪我は無い…?』
『…クロウザー。私はもう嫌なの。みんなが死ぬのは。』
『…いくらご主人サマでもその願いは聞けないな。』
『いいえ。お願いじゃない。…命令よ。』
『これはこれは…はは、また強気な事だ。』
私はクロウザーの剣を拾う。
『っ、何をする気ですか!?』
『……クロウザー。また…会おうね。』
『……ふっ。あぁ…。』
私はクロウザーが息絶える前に首を切る。
ザシュッ!!
『……今日で終わりにしましょう。主様。 』
『今日を繰り返すのは終わりだよ。ベリアン。』
『貴方には生きて頂きます。』
『死なせないよ。貴方も。みんなも。』
覚悟を決めて、私は目を覚ます。
次回
Day.×× 『××××…?』
コメント
2件
やばい、目から滝が止まらない...クロハザー、入ったばかりなのに 部下から愛されて、慕われていたのに...ボスなのに... 1番近くにいた存在のムーまでなんて... 次回の×××気になります!楽しみに待ってます!
うわあ…読んでて胸がぎゅっとなりました。ムーが「主様を守れたか」って最期に確認するシーン、もう涙が止まらなかったです。クロウザーの「強気な事だ」って苦笑いするところも、キャラの芯がぶれてなくて好き。それにしても「今日を繰り返すのは終わり」って台詞、これまでのループ構造の伏線が一気に回収された感じがしてゾクッとしました。次回が待ち遠しいです。