しばらくして、彼は目を覚まし、俺の顔を見て、ほっとした顔をした。
ーー三ツ谷「ごめんな、困らせて。」
ーー千冬「誰も困ってなんていませんよ。」
「本当の三ツ谷くんを見れて、嬉しかったですよ。」
「もう少しだけ、生きてもいいかな、って、」
そう微笑むと彼はまた涙目になり瞳が揺れていた。
ーー三ツ谷「ち、ふゆ、、泣」
ーー千冬「泣いてばっかり。笑」
三ツ谷くんがあまりにも綺麗に泣くから俺は思わず横で笑った。
でも、勘違いしないで欲しいのが、
決 し て 、 死 ぬ の を 諦 め た わ け じ ゃ な い 。
ーー三ツ谷「生きててくれて、ありがとう、泣」
すると彼も釣られて笑うから、俺は嬉しくて泣く。
ーー千冬「……こちらこそ。泣」
ーー場地「千冬、、」
ーードラケン「……」
ーーマイキー「……」
ーー武道「……泣」
ーー三ツ谷「盗み聞きなんて良くねぇぞ。泣」
ーー場地「感動したわ。」
ーードラケン「いい話だ…」
ーー千冬「、本当に、ごめんなさい、泣」
「勝手に、疑って、傷つけて、ごめんなさい。」
「信じようともせず疑ってごめんなさい。泣」
ーードラケン「いいんだよ。」
「俺らの方こそ悪かった。すまない。」
「お前の気持ちを分かってやれなかった。」
ーー三ツ谷「本当にごめんな。」
ーー場地「悪かった。もう殴ったところ痛くねぇか、?」
ーー千冬「大丈夫っすよ。」
みんな仲直りして、笑いあって。幸せな日となった。
分かってる。分かってるよ。
ちゃんと理解してる。逆に幸せだよ。
1番幸せだよ。
分かってるからそんなに急かさないでよ。
そんなの、あの人たちに言えるわけねぇじゃん、
1番幸せな日だったよ。
この作品はいかがでしたか?
110