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コメント
3件
すきです、、
はぁぁぁぁぁ最高です…!!更新ありがとうございます!!
いつもつるんでる奴らと歩く廊下。
ふと視線を感じる。
ジュース片手に舐め回すような目でコチラを見ている。
「きもっ、」
僕は空の紙パックを少し握りしめながら視線を逸らした。
「あいつよくお前のこと見てるよな」
なんて、一人が言うから気になってもう一度見る。
へぇあいつが?見たことねぇ奴。
少しの気掛かりはすぐ消滅し、そんな会話は日常の一コマと処理された。
ある日靴箱に手紙が入っていた。
一瞬で理解した。
「ラブレターか、笑」
ありきたりなハートのシールで封をした紙を持って教室へと向かった。
「おまえら、これなんだと思う?」
教室に入るや早々にそう聞く。
「おい、元貴がラブレターもらってる!!」
「今時手紙なんて随分と古風なもんだな笑」
次々と言葉を連ねていく。
「今日の放課後行ってくるわ」
「okするの?笑」
「顔次第〜」
「クズだなー笑」
放課後になり体育館裏へと向かう。
こんなありきたりな展開、どーせしょうもない奴。
だと思っていたが、着いて驚いた。
「あれ、男?」
「こんにちは、元貴 .. ♡」
誰だ、?と高速で頭を回転させる。
……あ、あの時のキモイ奴だ。
「なんでここにいんの」
「だって、..♡その手紙の送り主俺だもん」
「はっ笑、おまえゲイかよ .. 」
「きもっ、…」
やっぱりキモイ奴だった。と自己完結しすぐその場を去ろうとしたとき、背後から急に掴まれる。
「まだなんかあんの?こんな遊びに付き合わされて、結構苛ついてるんだけどッ 、」
口に何かを当てられる。
((くそっ、こいつ、ッ))
ほんの数秒で僕の意識は途絶えた。
「やっとだね .. 元貴♡」