テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「俺も好きですよ」
「‥‥‥‥嘘だ」
「え‥‥?」
俺はまた顔を横に向ける
どうしても受け入れられなかった
凪さんの言葉
聞きたかったはずのその言葉を‥‥
「嘘って何が‥‥」
「だって‥‥凪さんは俺の事飼いたくないって言ってた」
「それはふざけて言ってただけだろ?小柳だってそのつもりで‥‥」
そう
そのつもりだった
初めは‥‥
でもいつからかふざけた言葉の中に本心が混ざっていた
だから俺は凪さんと会うたび、ふざけた事を言い合って自分の本心を傷つけていたんだ
でもここまで傷ついていたなんて自分でも気付かなかった
俺って本当‥‥
面倒くさい奴だな
「小柳‥‥私の発言であなたが傷ついたなら謝りますけど」
「悪いのは俺です」
「ちょっと待って。なんでこんな流れになってんの?お互いに好きな事がわかったのに」
「だから悪いのは俺なんです!」
「落ち着いて、小柳」
また顔を上に向かされると、凪さんが唇を重ねてきた
暖かく柔らかい‥‥
ずっと欲しかったのに‥‥
「小柳の事、ちゃんと好きですよ?俺の話し聞いてた?」
「俺も凪さんが好き‥‥だけど重さが違う」
「そんなのわからないでしょ?」
「きっと俺の好きの方が重くて凪さんが潰れちゃう‥‥その前に‥‥凪さんが俺を捨てて」
「な‥‥分かった。あなたこそ俺の事を知らないって事が」
「え‥‥?」
凪さんが俺の身体を抱きしめた
俺はただ凪さんの腕の中で固まっている
「小柳こそ俺で良いの?俺は手に入れたものは2度と手放しませんけど」
「凪さん?」
「もう手放さないよ。だってロウから俺の元に飛び込んで俺が捕まえたんだから」
「凪さ‥‥んっ!‥‥んんっ‥‥」
強引に
でも優しく‥‥
唇を奪われて熱が交わり溶けて行く
それは体中に広がり力が抜けていった
「‥‥ロウ」
「んっ‥‥凪さんっ‥‥ぁ‥‥」
名前を呼ばれるたびに身体が反応してしまう
凪さんの体に脚を絡めると怪我をしている右脚を凪さんが撫でた
「脚、大丈夫?」
「ん‥‥大丈夫」
「痛かったらすぐ言ってね?あなたが痛いのが1番嫌ですから俺」
「わかっ‥‥た‥‥んっ‥‥!」
怪我した脚を凪さんの肩に上げ、凪さんは俺の太腿の内側を吸い上げていく
そして俺の中にまた指を入れて中を確かめる
「んっ‥‥凪さんっ‥‥!」
「なんです?」
もうどうにかして欲しくて、顔を上げて凪さんを見た
俺の両足を広げ、手でその脚を鷲掴む
そして太腿の付け根を舌で舐めながら俺の瞳を射抜く
「あっ‥‥凪さん‥‥もう‥‥早くっ‥‥」
「‥‥‥‥ん、どうしようかな‥‥ロウのその顔ずっと見ていたいから」
「やっ‥‥そんな‥‥も‥‥俺っ‥‥!」
肝心な所には触れず、体内の熱だけ高められる
もう我慢出来ない
俺は身体を曲げ凪さんの顔を手で掴んだ
そして顔を近づけてキスをする
「‥‥んっ‥‥どうして欲しい?」
「凪さんが‥‥欲しい」
「良いよ。ロウが欲しいもの全部俺があげる」
凪さんの乱れた髪の毛が俺の額の上 で揺れる
俺はその揺れる前髪に指を絡ませ、凪さんの額にキスをした
それが合図かのように俺の身体に鈍い痛みが走る
「うぁ‥‥ぁ‥‥っ!」
「ロウ‥‥息吐いてみて‥‥」
「はっ‥‥はぁっ‥‥あぁっ!‥‥」
それはジワリと‥‥
痛みよりも強い快感となって俺の身体を支配していく
.
コメント
2件
凪ちゃんの一人称が変わってるのも小柳をロウに変えてるのもてぇてぇすぎて好きです!すぐに受け入れられない こや も可愛くて好きすぎる✨最高です!!