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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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伯父宅付近

ソウエイ)月華、怖くないか?

そう優しく聞いてくれるソウエイ様

少し不安そうな彼の気分を晴らすために笑って「平気です!」そう答える

ソウエイ)ならいいが…

ソウエイ様は不安なのか私の手を少し強く握る

月華)…ソウエイ様…

ソウエイ)…悪いな、俺が手を出しそうんだ

ソウエイ)…お前の事を好きなように虐め倒していたヤツだ

間違えて殺してしまいそうになるんだ

ソウエイ様の手は怒りなのか…不愉快から来る嫌悪なのか…手を震わせて呟いた

月華)…ソウエイ様

ソウエイ)…悪いな、お前の方が嫌だろ?

ソウエイ様で良かったと今思っている…

何故か?リムル様やベニマル様なら暴れ回っているかも知れないからだ…いや、ベニマル様の方が暴れ回りそう…

月華)私がソウエイ様と同じ立場で同じ状況なら怒りを覚えるの…分かるかもしれません

1度手を離しソウエイ様の両手を優しく包み込む

月華)自分の大好きな人が親に虐げられていたら「自分は愛せるのになんで親は…」って、思いますよね笑

月華)1番愛を与えるべき親が愛を与えず他の人に親以上の愛を与えて…身近な親は如何して気づかないんだって…

ソウエイ)…そうか…笑俺は悪くないんだな笑

月華)はい!それに…誰だって人が虐められるの見たくないはずでしょう?

ソウエイ)それもそうだな笑

月華)なので、そういう反応は悪くないんですよ、私の親よりも人間性有りますから!ね!

ソウエイ)あぁ笑


伯父宅

伯父)ダラダラ💦

私達は記憶を辿りにこのクズの家まで何とか来て今現在、居間でじんも_【話し合い】をしております

月華)お久しぶりです、伯父さん

伯父)あ、あぁ…💦

月華)こちらに来た要件はご存知でしょうか

伯父)な、なんの事だk_

「なんの事だか」…そうしらばっくれる前に激しい音が響き渡った

ダンッ!!

ソウエイ)…ふざけるの、大概にして頂いても宜しいですか?‪💢

ソウエイ様が机を激しく叩いた音だった

ソウエイ)俺達が来た要件とは別でも…他の事……有りますよね?

彼の言う「他の事」はきっと…私の虐待の事だろう

まぁ、本来の目的は「私物の回収」だが

月華)…ソウエイ様、魔素が漏れ出てます

ソウエイ)!!わ、悪い…怖かったか?

月華)いえ、怒ってくれているのはよく分かったので

ソウエイ)そ、そうか…すまん

月華)…で、私達が来た理由……言い当てて見てくださいよ

月華)ねぇ?【ご主人様】?笑

伯父)ビクッ

ソウエイ)チッ

早く楽にして欲しいだろうが私はそんなことは許さない、彼自身に考えさせ彼自身からその罪を滅ぼしてもらう

月華)幾らかある筈では?その足らない脳みそをフル回転させて下さい

月華)後ついでに私の両親のこと、よーく教えて下さい、私が知っている両親の親戚は貴方ぐらいなので

伯父)ッ…

月華)早くして下さい、私か…彼か……どっちに殺されたいですか?

私とソウエイ様を交互に指差すと伯父は汗を流し目を逸らす

ソウエイ)早くしろ、刻むぞ

伯父)わ、わかった!そいつにした事全部話す!

月華)賢明ですね、さぁ早く

そこから伯父は嘔吐をするように情報を吐き出した

伯父)そ、そいつの事を奴隷のように扱って…えっと…そいつの親から貰ったであろうネックレスなどは全部売り払って…

汗をダラダラと垂れ流しながら目をキョロキョロと動かし体をふるわせて縮こめる

ソウエイ)…

私の真隣に居るソウエイ様の顔色はみるみる暗くなり何時殺してもおかしくない状態だった

月華)えーっとぉ?私が相続されたアクセサリー類って…何処にやったの?

伯父)ち、近くの…良質なものしか扱わない所に…

月華)ふぅーん?ねぇ、あんた今お金ないでしょ?

伯父)は、はぁ?

月華)相当いいお金でしょうねぇ…家具が色々変わってる気がするんだけど…買い取ってもらったお金は全部家具とかに変わってるんでしょ?

伯父)そ、それがなんだ…

月華)そんな一文無しの貴方に…高級物を取り戻せ……なんて言ったら…どうする?

ソウエイ様を落ち着かせるために私が一方的に伯父に対する酷い条件を出す

月華)この家にある家具は…ドワルゴンの高級家具店で買い揃えたもの…値段は…大体星金貨…6枚くらい?

(星金貨6枚=6000万)

月華)どうする?その体をどう売り捌いても6枚はキツいと思うよ?

手の上でコロコロと転がし遊んでいると伯父は怒ったのか机を叩き怒鳴りつけて来た

バンッ!!!

伯父)お、お前!な、何がしたいんだよ!憂さ晴らしか!俺の事をいじめて楽しいか!

そう言って顔を真っ赤にして怒鳴ってくるが今の私からしたら全く怖くない(リムル様達の方が怖いからだ、色々と)

月華)はい!でも…残念な事に本当の主様が余り弱いものを虐めるな、と言っておるのでこれ以上は虐めません

伯父)ッ〜〜〜!!!‪💢‪💢‪💢

月華)星金貨6枚…金融機関に借りたら利子などはいくらになるのでしょうかぁ…

月華)あ、やめてくださいよ?借りたら絶対返せないの目に見えているので

彼に返させてやろうかなぁ…なんて焦らしていると伯父は泣きながら「お前は俺に何を望んでいるんだ」と聞いて来た

月華)特に何も?今はただ…主様の可愛らしい愛人ではなく…貴方の義理の娘としてここに来ているので

冷たく言い放ってから伯父の頬スレスレにナイフを投げる

月華)これは警告、二度とこのような人生を送るな

月華)次は私の親についてです

伯父)も、もう…勘弁してくれ……

月華)残念ながらまだです

伯父)くっそ…‪💢

伯父は悔しそうな顔をしながらも私の親について淡々と話し始めた

私の親は狐と狼に別れておりその間に私が生まれた

2人は互いの種族から猛反対されていたらしい…が、それを振り切って駆け落ちのような形で結婚し出産

母は出産後、病等もあり死亡…父は私を育てる為にがむしゃらに働いた結果…過労死

私に諸々相続されそれを狙って伯父は引き取った…との事

お金もそうだが、両親が持っていたネックレスなどは全部売り払った…と

そして…ネックレスなどは全て【魔王】に関係が有る

月華)はぁ〜…

色々聞き出した後私達は質屋に向かったが…何も無かった

月華)無い…

ソウエイ)月華…悪い…お前に全部任せて…

月華)!!な、なんでそう思うんですか!?

ソウエイ)…俺、思う事しか出来なくて……行動に移せなくて…

月華)い、良いんですよ!良いんですよ!それに今回は私に任せて貰えて良かったです!

ソウエイ)え…

月華)正直言えば…任せていたら家とあの人事細切れにするかも知れませんじゃないですか…

ソウエイ)そ、それは…まぁ…

月華)ε-(´∀`;)ホッ

ソウエイ様はちゃんと理解して自分を下げるのをやめ落ち着いた

月華)…さて、今の問題は…どう回収するか…

ソウエイ)回収…に、向いているヤツを知っているから1度国に戻ろう

月華)!!そうなのですか?

ソウエイ)あぁ、リムル様に1度言えばその人に話を通して回収出来るはずだ

月華)よ、良かった…

安堵の声を漏らすとソウエイ様は私を抱き抱え国まで移動、その後リムル様に色々話しリムル様はそれを快く承諾

商人に話を通して回収してくれるとのこと…

月華)つっかれたぁ”〜…

リムル)お疲れだなぁ笑月華

月華)まぁ…ちょっと…

リムル)ソウエイから聞いたぞ?色々詰めたとか…

月華)うぐッ…お、怒りますか…?

リムル)いや…今回の騒動はお前の意思だ、俺らはそれが円滑に進むようにしただけで国の差し金じゃない

月華)!!

リムル)だから怒るも何も無いんだ

月華)エヘヘありがとうございます!リムル様

リムル)何にもしてねぇよ、あと商人が「少し時間がかかるならそれまで待ってくれ」と「確実に手に入る保証は出来ない」らしい

月華)そ、そうですか…

リムル)まぁ、ブルムンドの大商人で商店街の会長だから手に入らないものは少ないと思うが…

リムル)五分五分って感じだな

月華)わ、分かりました!

その話から数ヶ月後…例の商人…ミョルマイルが国に訪問することになった

元放置子ですけど魔王とグランドマスターと国の幹部と悪魔の彼女になり魔王になります!(転スラ)

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