初めに
こんにちは、2号機です!本編へどうぞ!多分次回に千冬出てきます!
『お前の事は俺がみてるから…。死ぬなよ…』
場地の言葉はきっと彼には届いていたかはわからない。だが、きっと何かはかわっただろう。
『ごめん…。同情の言葉は生憎好きじゃないんだ…』
『なっ…!同情じゃねぇ…!!』
彼の目は虚ろな目に戻っていた。だが、しかし。
『でも…少し、嬉しかった…。ありがとう…』
彼の目は虚ろな目だったが少し不器用ながらも微笑みを浮かべていた。そして場地はこの微笑んだ顔よりもっと笑った顔をみたいと思った。そして場地は言った
『なぁ一虎。俺がずっとそばにいてやるから絶対に俺のそばから離れるな…』
場地は一虎の虚ろな目をみて真っ直ぐに言った。
『ソレは無理難題かもだけど少しだけなら場地のそばにいるかもね…』
一虎は作り物の笑顔な様な微笑みを浮かべて言った。きっと一虎には場地の言葉はまだ届いていない。何故なら虚ろな瞳は変わる事はなかったから。だけど、きっと何かは届いて変わったと思う。彼の表情は泣いた時以外変わる事がなかったが、少し不器用ながらも微笑んだ。さっきは作り物のようだったが、それでも彼にはきっと忘れられてる物が今になって取り戻されてるようだった。それが場地にとって凄く嬉しかっただろう。
『あ、そうだ。一虎、今日泊まってくか?』
一虎は少し戸惑い何かを言おうとしたが飲み込む様な顔し言った。
『イイよ…。場地にたって迷惑だから…』
きっと一虎はこの言葉を言おうとしたんではない。きっともっと需要な事を言おうとしたのだろう。だが、きっと場地には言えないんだろう。でも、それが場地は嫌な様だった。
『なぁ、一虎。何かあるなら言え』
一虎に壁ドンをし絶対に言わせようとする。
『あ、その…』
『俺がダチの事で迷惑だと思う奴に見えるのか?』
場地が一虎の頬をムギュっとする。
『ごめん…。本当は父さんから家を追い出されて…』
一虎があんなに冷えていたのはずっと冷たい外に居たからなのだろう。
『謝んなよ。俺がココに住ませてやるからよ』
場地は一虎を抱きしめた。すると、一虎は何故か泣き始めた。
『?!嫌だったか…?』
『あ、いや…。なんか、ありがとう…』
一虎は少し不器用に微笑み場地に抱きついてしまった。きっと彼にとって初めて感じた人の温もりなんだろう。場地はそう思うともっと色んな事を教えて上げたいと思った。
コメント
2件
場地圭介がいい男すぎる…