初めに
こんにちは、2号機です!フォロワー30人になりました!ありがとうございます!最近ハートの数が伸び悩んでる今日このごろですが頑張ります!今日は千冬が出てきます!では、本編へどうぞ!
一虎はいつもの様に中学に行き下校の途中だった。違う所と言えば昨日、場地から言ってもらえた言葉が少し嬉しいと言う気持ちが出来た事だ。そして、今日は場地に会えたらなと思っている。そんな事を考えていると一虎は後ろから声を掛けられた。
『ねぇねぇ、君〜。俺等と遊ばない?』
『楽しいよ〜』
他校の中学の2人組だった。声をかけられる事は多々あった。でも追い払う事は可能だった。だが、今回は少し粘りぽかった。それに、二人で来られることもなかった。
『俺は男なので、話かけて来ないでください』
大抵コレを言えば皆興味をなくすが今回はちがった。そしてすかさず一人が手で口を塞いできた。
『俺等にそんな口聞いてイイと思ってんのー?』
『俺等はお前より強いと思うよー?』
2人は一虎を何処かに連れて行こうとした。
そして、もう1人は一虎の尻を触った。そして一虎は少しビクついてしまった。
『へぇー、良い尻してんな?てか、反応良すぎww』
『顔だけじゃなくて良かったww』
2人はそう笑っていた。一虎は怯えるしか出来なかった。只、誰かの助けを待つしか出来なかった。
『ねぇ。ソコで何してんの?』
気づいたら、2人ではない誰かがいた。ソイツは2人を追い払ってくれていた。
『大丈夫?』
ソイツはダサいリーゼントをしてザ・不良みたいな奴だった。そして一虎を心配してくれたのだ。
『あ、うん…。大丈夫…』
『なら、良かった』
リーゼントはすぐに後ろ向き立ち去ろうとした。だが、一虎には言いたい事があった。
『待って…!』
『ん?』
リーゼントは振り向いて止まってくれた。
『あの…その…』
一虎は少し恥ずかしそうに顔を赤らめた。そして言った。
『ありがとう…』
その全ての一虎の行動は可愛いそのものだった。だからかリーゼントはいきなり壁ドンしてしまった。
『へ…?』
困惑する一虎にリーゼントは『少ししゃがめ』と言いしゃがませた。
『ソコは告白でイイだろ?』
リーゼントはそう言い顔を一虎に近づけ目を閉じ唇を重ねようとした。そして後少しで重なると言う寸前に大きな声が来た。
『おい、てめぇ!!一虎に何しようとしてんだ!!!』
大きな声の正体は場地だった。場地は一虎とリーゼントを遠ざけた。
『場地さん…!!?』
リーゼントは場地の名を呼んだ。
『あ?おう、千冬じゃねーか。どうした?』
『その子、場地さんの彼女だったんっすね。すいません…!』
リーゼントは頭を下げた。
『はッ…!!彼女じゃねーよ!!///』
場地は急いで一虎への思いを隠す。
『彼女…?ねぇ場地、彼女って誰の事?女なんて何処にもいねーよ?』
だが、一虎は何もわかってなさそうな天然だった。
『そうなんっすね!良かったっす!あ、俺は松野千冬と言います!アンタは?』
千冬は好意があるようにグイグイと一虎にくる。
『俺は、羽宮一虎…』
いつも通りそっけない態度とる一虎に対し千冬は場地の彼女じゃないとわかってから凄くグイグイ行く。
そして一週間後、いつもの様に中学に行き下校途中に千冬が来た。
『一虎くん!1人じゃ危ないので一緒に帰りましょっ!』
そう、にこやかに言う千冬に一虎はそっけない態度をした。
『場地がいるからイイ…』
『イイじゃないっすか!』
千冬は一虎にベタベタくっつく。
『千冬、一虎にそんなにくっつくな!』
場地は千冬を一虎から離す。
『付き合ってないならイイじゃないっすか…!』
『良くない!一虎が困るだろうが!』
千冬と場地の口喧嘩を帰り道に聞くのがもう一虎の日課になっていた。それでも一虎は嫌ではなかった。一虎は少しだけこのままで居たいと密かに願った。
コメント
2件
かずくんが変わってきてる!!千冬ちゃんも優しくて良かった〜〜!!このお話もめっちゃ好き♡