続きだよん!!!
⚠︎注意⚠︎
⚠︎BL・中太⚠︎
・学スト(15歳)
・中也(生徒)× 太宰(生徒)
!⚠︎ちゅやんが嘘告してだざと交際する設定⚠︎!
⚠︎一部、話が進むにつれ病気表現有り(?)⚠︎
⚠︎伽羅崩壊注意⚠︎
⚠︎伽羅崩壊注意⚠︎
⚠︎誤字・脱字の可能性有⚠︎
⚠︎投稿激遅(多分)⚠︎
⚠︎文章力↓⚠︎
あと前回の注意事項で書き忘れてたんだけど、
太宰くんの性格が真反対で進みます。()
中也は逆にちょっと、性格悪いかも。
ではどぞ!!👋
太宰と交際して5日___。
早いのか遅いのか、太宰と交際を始めてから既に5日が経過していた。
此処最近で変わった事と云えば、
太宰と登下校をする様になったり、昼食を一緒に摂る様になったり等。
未だ恋人らしい事は余りしていないが、太宰との距離は以前と比べて圧倒的に縮んでいった。
そして今日。放課後には太宰の家にお邪魔する事になった。
… 遂に本格的なものになっていく中、
焦りと罪悪感と後悔で埋め尽くされる心情は、躰を重くしていっている様に思えた。
流石にあの太宰からはそういう、卑猥な行為を求められる事は無いだろうが、
内心、少々不安ではある。
思う事は沢山あるが、刻が流れるのは早く、
下校の時間となった。
太「… じゃあ、行こっか、」
中「おぅ!」
声からは緊張が滲み出ているのがよく判る。
抑、何故こんな事になっているのかというと、
俺が話の流れで太宰の家に行ってみたいと云ったのが原因だ。
然しあの刻、如何してそんな事を口走ったのか、今思い返しても全く思い出せない。
恐らくは告白が嘘だと気付かれない様にしようと、変に気を遣っていた所為なのだろう。
家に向かう途中、先に口を開いたのは太宰だった。
太「… ねぇ、」
中「ん?」
太「中也の家族って、どんな人?」
恋人と二人で話す内容なのだろうか、太宰は突然俺の家族について聞いてきた。
如何してだと聞いてみたが、何となくという答えが返ってきた。
嗚呼、そうか。
太宰は人と話す事が日常的ではなかったから、どんな話をすればいいのかいまいち判らないのだ。
だから、と自分で勝手に納得してから質問に応える。
中「… 家族は一人しか居ねぇ、」
中「俺は元々孤児でよ。聞いた話によると、事故で親二人死んじまったらしくて」
中「生憎俺を預かる事が出来る親族は居なかったから、孤児院に入れられた、」
中「そんで、確か7歳の刻、だったか、?」
中「そん刻に姐さんが俺を育てて呉れる事になったんだ、」
中「兄妹はいねぇし、今は俺と姐さんだけで暮らしてる、」
中「… 血の繋がりはねぇけど、本当の母親だと慕ってるぜ、」
中「姐さんは気品な人で、家事も仕事も卒なく熟せるから、」
中「俺もいつかは姐さんみたいになりたいと思ってる、」
太「… 想像以上でびっくり… 」
要らない過去と未来の事までつい話してしまった。
耳を傾けていた太宰は俺の話に喫驚する。其処で俺は姐さんの話題を出した所為か、
嘘告をして太宰を騙しているという此の状況に、更に罪悪感を感じた。
姐さんが此の事を知ったら如何思うだろうか。
若しかしたら失望されてしまうかもしれない。
其れだけは絶対に避けたい。
全て自業自得であるというのに、罪から逃れようとする自分勝手な言動に俺は憤りを覚えた。
… 然し、今どれだけ考えたってもう遅い。
起こってしまった事は変えられない。
一ヶ月後、太宰に素直に謝るのが一番大事な事だ。
其れを忘れず、今から過ごしていく事を強く思う。
そして、何時の間にか太宰の家が見えてきた様だ。
太「… 中也、此処だよ、」
案内された其処は、ごく普通の家だった。
唯、俺の家と比べると少し大きい事もあって、太宰の親は金持ちなのかと咄嗟に思う。
前を歩く太宰が玄関の鍵と、扉を開ける。
太「… 入っていいよ、」
太「あと、今日家に誰も居ないから、気楽でいいからね、」
思い出したかの様に付け加えられた、誰も居ないからという言葉を耳にした刻、
少しの緊張感が和らいで、肩の力を抜く。
俺は云われた通り、開かれた扉に向かって脚を動かす。
玄関に入って直ぐ、お邪魔しますと軽く会釈をし乍。
其の刻に後ろから小さく、申し訳程度にどうぞと聞こえた。
靴を脱いで揃えた後、又太宰の後に着いて行く。
広々としている中は、何処も清潔感が保たれていて、物が散らかっている事も無かった。
普段から綺麗に清掃しているのが見てとれる。
辺りを見渡している俺を他所に、太宰は持っていた鞄を机上に置いて台所へと向かう。
太「今お茶淹れるから、」
太「適当に坐って待ってて、」
中「おう、有難な、」
それじゃあ、お言葉に甘えて坐らせてもらうとするか。
少し高そうなソファに坐ると、視界の隅に映った写真に自然と目が動く。
そこには、幼い太宰と肩位までの長さのある髪の男が、笑って映し出されていた。
此の男が太宰の父親なのだろうか。其れにしては何処も似ていない様な気がする。
其れよりも、俺は笑っている太宰の幼い姿を見て、
こんな刻が彼奴にもあったのかと、今と比較してまじまじと思う。
其れと同時に、太宰の笑う様子に何か魅力的なものを感じた。
幼い頃から整った顔をしている。此の刻は未だ顔に包帯を巻いていなかった様で、
今よりも表情がよく判る。
… 何故だろうか、太宰の笑う姿からは未だに目を離せずにいた。
俺にもよく判らない。如何してそんなに見詰めてしまうのか。
若しかしたら俺は今、見惚れてしまっているのかもしれない。
純粋に笑っている様子に、思わず此方まで口元が緩んでしまいそうだった。
太「… あの、中也、?」
太「そんなに写真を見詰めて如何かしたの?」
不意に声を掛けられれば、肩が小さく跳ねて反射的に声のした方を見る。
其処には二人分のお茶が入ったコップをお盆に乗せて、
両手で持って立ち尽くしている太宰の姿が。
中「あ、嗚呼、悪い、」
中「一寸、珍しいなと思ってな… 」
太「…?珍しい、?」
ん、と写真を指差せば、太宰は若干照れ臭そうに嗚呼… と云って納得する。
コップを机の上に置き乍話し始めた。
太「… 確かに、珍しいって思われても仕方ないよね、」
太「僕学校じゃあ誰とも話さないし… 」
後半は苦笑いをし乍、序でにと持って来ていた菓子類の袋を開けていた。
恥ずかしいから余り見ないでねと、念を押されて。
中「いいじゃねぇか、」
中「太宰は笑ってる方がよく似合う、」
太「… ぇ…?」
中「… あ」
… しまった。俺は今なんと云った?
太宰には笑ってる方が似合うと云ったのか?俺が?
否、自分で云っておき乍何混乱してるんだと思うだろうが、
今のは無意識だった、完全に。油断していた。
然し、口にした事で判ったのだ。先刻穴が空く程写真を見詰めていた理由が。
目の前にいる太宰はというと、信じられないとでも云いた気な様子で目を見開き、
茹蛸の様に頬を真っ赤に染めていた。
… 嗚呼、又だ、又可愛いと少しでも思ってしまった。
中「厭、其の… 太宰、之は何ていうか、えと… 」
太「… 初めて、云われた… そんな事… 」
そう云ってぽつりと呟く。
其の声はとても小さくて弱々しかったが、喜んでいるのが滲み出ていた。
太宰は頬を赤くした侭、遂には耳まで赤く染まらせて顔を伏せる。
太「… 御免… 一寸、待って… 」
中「あ、嗚呼… 」
顔を伏せていても耳が丸見えである事を、果たして本人は気付いているのだろうか。
膝を抱え込む様にして隣で坐っている太宰。
躰を丸めて蹲る其の姿は、まるで団子虫の様で可愛らしいものだった。
そして数分経った処で、太宰が頭をそっと上げる。
小さく溜息を吐いて一言。
太「… ごめん、」
突然の謝罪に俺は頸を傾げる。
中「?、何がだ?」
太「其の… 誰かに褒められたり、とか、云われて嬉しい事を伝えられると、」
太「今みたいに… 直ぐ、赤くなっちゃう、から… だから… 」
… 心算、凄く照れやすい、という理解でいいのか。
褒められ慣れていないから、不意に云うのは辞めろと。
幾ら何でも反応が大袈裟レベルだ。
中「… 判った、笑」
中「之からは気をつける、」
変わらず太宰は赤い侭だが、
視線を逸らせ乍も小さく頷いてみせた。
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ちょっと内容薄かったかな??
すんません🙏
んじゃ!!!
コメント
6件
自覚無し中原さんが少し自覚する所とかもう大好物です本当ありがとうございます…🥲🥲
はぁ、、、?泣しぬ、、かあいいね、、?!おさむくん??照れちゃって、、かあいいね?!中也、お前は早く認めろ…はやく、
ねぇえええ😇好きすぎるんやけど!!!赤くなっちゃう太ちゃん可愛いな!ほんと!!! 太ちゃんの家に住み着きたい...(?)