テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
地雷⚠️
Ryok mtk wki
mtk視点
どうしたら、なんて考えていると
若井がもぞもぞと動いている
「、…//グス」
〔待って、?どこいくの、若井〕
若井はベッドから降りようと、
涼ちゃんの腕の中から抜ける
〔ちょ、若井っ!〕
涼ちゃんが、ベッドから降りて 立ち上がった若井の腕を掴んで引っ張った
「…、もういいから…離してよ…//涙」
聞いたことのない弱々しい声に、
僕は彼を追いかけることができなかった
Ryok視点
若井の哀しそうな顔に思わず
手を離してしまった
僕の手から離れると、
とぼとぼと寝室を出ていった
元貴はボーッとしてて、動きそうにない
〔っ…若井……〕
僕は思わず追いかけて玄関に降りた
若井の腕を掴む
〔、若井…待って。違う …違うの、!〕
若井は振り返らない
「…離して」
〔若井…若井…やだ、別れないっ…〕
もってる力全部で
強く、強く抱きしめる
でも
若井の手は抱きしめ返してくれない
「離して、涼ちゃん…離してよ…」
もう、言おう
全部言ってしまおう
僕達が悪かったんだ…
若井にもっと…って求めてしまったから
若井はそのままの僕達を受け入れてくれてたのに
全部、全部言って、
若井に笑ってもらおう
なんだ、そうだったの?って…
笑って、
嫌いになったんじゃないよ、って…
〔若井、!聞いて…〕
「…俺、わかってるから…もういい…」
〔聞いて…聞いてよ…あのね、〕
「離してってば!!」
たぶん、元貴にも聞こえる、大きな声…
「……もう、離してよ…//涙」
驚き緩んだ、僕の腕の中から抜けて
玄関のドアを開ける
「涼ちゃん、最後まで優しいんだね」
「そういうとこも好きだった」
「じゃあね…」
バタンッ
扉が閉まって部屋が静まりかえる
もう、僕は若井を追いかけられなかった
〔…若井、…〕
〔僕は…ずっと、好き…なのに…〕
重い足を引きずって寝室に戻る
部屋に戻ると元貴がこちらを見ていた
若井を連れて帰ることを期待したんだろう
『…涼ちゃん、…』
元貴の瞳から涙が一滴流れる
〔っ…元貴、ごめん…無理だった…〕
『、いい…僕のせいでもあるから…』
〔…仲直り、明日にでもしよう…〕
今日は無理でも…いつか…
〔わかってくれるよ、説明したら…〕
『ッ…うん…涼ちゃん、ありがとう…涙』
僕は元貴を優しく抱きしめた
いつものスキンシップとは違う…
大事な恋人として。
Next♡💬
コメント沢山ありがとうございます
②で行きまっす😆💕
コメント
2件
最高すぎます🥹🥹