あの電話からしばらく経って憲二からメッセージが来た。
今から帰るという普通の内容だった。
スマホを取られてた事を全く気付いてなさそう。
憲二しっかりしてるのにそういう所結構鈍感だから……。
電話に出た女の人の事が気がかりで私は玄関の外で憲二が帰ってくるのを待っていた。
そしてしばらくしてタクシーが来ると帰って来たのは憲二だけではなかった。
阪井さんからの告白を広子に見られてしまった。
まさか俺がこんな修羅場を経験するなんて想像をした事もなくて、どう対処すればいいのかすぐに思いつかなかった。
とりあえず阪井さんにハッキリ断ろう。
「阪井さん、俺」
断ろうとした時だ。
広子が俺に抱き着く阪井さんを引き離した。
「ちょっと何すんのよ!」
「憲二は絶対渡しませんのでお帰りください」
「私は杉田さんに」
「お帰*******************
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