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最近Twitterで流行っている祠の話です。

深夜に書いたのでおかしな所あるかもしれませんがご了承ください。






「えまじ?君、あの祠壊しちゃったの?」

「…はい」

「え〜。じゃあもう君ダメだね。死ぬわ。……君なら後1週間くらいは生きれると思うから好きなもん食って、好きな事しな」

突然、そう宣告された。余命宣告、というのだろうか。ただここは病院では無い。小さな小さな、地図にも乗ってないような村。そんな村の交流所。そこの一室。そこで私は余命宣告を受けた。

「え、、それ…どういうことですか……?」

目の前にいるのは一人の男性。年は30代ほど。髭が少し生えていて髪は少しボサついている。ライターを取り出し、煙草に火をつける。

「どういうことって言われてもねぇ…そのまんまだよ。君は1週間後に死ぬ。それだけだ」

「それだけって……なんでですか!?」

「だって君ぃ、あの祠壊しちゃったんでしょ?それじゃ、しょうがないよ」

心当たりがある。村の端にある祠。随分昔のもので汚れている。村の人達は1週間に1回、交代でお供え物をしている。だから余程大切な物なのだろうと思っていた。それを壊してしまった。

「あの祠、だいぶ強めの悪霊が居たんだよねぇ。それを壊しちゃったから、その悪霊が出て君を現在進行形で呪ってるってワケ。理解?」

「……それで、私は死んでしまう…と」

「そういうこと」

私は俯く。

「でもね」

男は煙を吐く。

「君は生きれるかもしれない」

「……え、?」

その一言に私は顔を上げた。

「君には強い守護霊が憑いている。普通の人なら3日で死ぬこの呪いも、君は霊によって1週間も生きれるらしい」

続けて男は口を開いた。

「君の霊は、君を浄化し続けてくれている。その間に呪いの進行を止めれば、君は生きれるかもしれない」

男はこちらを向く。

「君はどうする?ベソベソ泣きながら死ぬのを待つか、俺に賭けてみるか、どっちがいい?」

答えは即座に出た。知らない、なんなら今日が初対面だ。だけど私は何故か信じてしまった。私は胸の前で拳を握る。

「…私は」

「貴方に賭けます。私の、人生を」

男はニヤッと笑う。

「そう来なくちゃな」

そう言って煙草を消した。

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コメント

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やばい続きが気になりすぎる🫣💗

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