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テラーノベル(Teller Novel)
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敦「太宰…ですか?」

?『そうそう!私太宰!!』

敦「それで太宰さんに用事が?」

?『だからそう言ってんじゃん』

敦「今太宰さんは居ませんよ」

?『あら残念』

?『て事は川かな』

?『ありがと~人虎君!』

太陽は真上に上がり暖かくなる時間。

探偵社に1人の来客が来ていた。

一通り敦と会話をするとすぐに帰ってしまった。

敦は太宰に知らせた方がいいのか悩んでいた。

太宰と名乗る一人の女性が太宰さんを探していた、と。

跳ねた黒髪に何処か掴みどころの無い性格。

もしや兄妹なのでは?たどり着いた結論は兄妹。

同じ苗字に何処と無く似た容姿。

太宰が帰ってき次第報告する事を決めた敦だがなにか引っかかる。

敦の事を『人虎君』と呼んだ。

人虎と呼ぶのはポートマフィアの人間が大半。

真逆。なんて思考を辞め頭を振る。

昼休みに入ろうと自分の席に戻り昼食をとろうとしていたところ、探偵社の扉が開かれた。

何気なく視線を向けるとそこには太宰が。

先刻の事を報告しなければと思った敦は太宰に駆け寄る。

太「おや、どうしたんだい?」

敦「実は先刻…」

先程の来客について説明する敦。

太「げ、其れホント?」

説明が終わると露骨に嫌そうにする太宰。

敦「本当です!」

「太宰さんって兄妹居たんですね」

太「居るよ。一応ね」

敦「妹さんですか?」

太「厭、姉だ」

敦「お姉さんだったんですね!」

太「サイアクだ」

敦「仲悪いんですか?」

太「悪いなんてもんじゃないよ」

「何度も殺されかけたし」

敦「えぇっ!?そんな」

太「探偵社に何の用だか…」

「あ、そうだ昼食は終わってるのかい?」

敦「忘れてました!今からです!太宰さんは?」

太「私はもう済ませてあるよ」

なんて1連の会話を終わらせると敦と太宰は席に戻る。

姉弟だったとは、なんて考える敦。

太宰さんのお姉さんなんだからきっといい人だ。

ポートマフィアの人間なわけがない

そう自分に言い聞かせるようにして昼食を摂る。


?『社内関係は良好…と。ふふ』


名前 太宰 ??

年齢 22~

身長 敦よりもやや高い。

性別 女

異能 ??

画像

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