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お店の中はいつも賑やかだが、2人きり。


2人きり____



そう、考えると体は熱くなり


顔が赤くなるのが分かる。


『どっか適当に座ってていいからね!』


そう言ってバタバタと実季はキッチンへ向かう。





俺は、端っこの席に座る。



しばらくすると


実季が、


『さねみさんっ!お待たせ!』


と、



湯のみと、


透明な四角い____ゼリーのようなものの上に餡子や果物をたくさん載せたものを持ってきた。


『ふふ、パパには内緒ね?』


と、微笑んだかと思えば


『よいしょっと』


俺の正面の席に座る。


「ほんとにいいのかよォ……」


こんなんまで用意してもらって。


『いいっていいって!』


そう言って実季は笑う。

 





この透明な四角いものは、寒天というらしい。


味気ないが、餡子や果物と一緒に食べると____




「うめぇ……」



俺がそう呟くと



『でしょ!?』


とニコニコと微笑む実季。


『私、寒天がすっごい好きで!

お店ではまだ出してないんだけど近々出す予定なの。だからさねみさんに味見してほしくって……』



と。



こんなん。


「俺でいいのかよォ……」


俺なんかよりもっとたくさんいただろうに。





『ふふ、さねみさんいつも美味しそうに食べてくれるから』


実季は言う。


『さねみさん、いつもおはぎ食べてる時お顔、にこにこしてるよ?』


なんて言うから


「はァ?」


と言えば


『あはは、ほんとだよ』


と歯を見せて鈴が鳴るように笑う____



そうなのかもな。


美味しいもんは食えるし



お前の事も見れるし____




パクッ



もう一口、食べる。



「……やっぱうめェ」



思わず呟く。


『ふふ、でしょ?』


と。




グギュル〜〜〜〜



お腹の音?



『わ〜ごめん!!!///まってまって、さねみさん!今の聞こえた!?///』



顔を隠し、言う実季。



「あァ、聞こえたよ」


そう言ってやると、



『わ〜恥ずかしい!///


買い物行って、お昼まだ食べてなくて……///』


そう言って


ふ〜恥ずかしい恥ずかしいと、手でパタパタと自分の顔を仰ぐ。





「……お前も食う?」



お前が作ったもんを、お前も食う?だなんて変だけれど。


『いやぁ〜いいよぉ、さねみさん食べて』


そう言うも


グギュル〜〜〜〜


「腹、減ってんだろォ」


『うう……』



俺は1口分、スプーンにすくう。



そして



「口、開けろォ」




『ん…あーん、、』




実季の口の中へ____



『ん〜〜〜〜〜〜美味しい〜〜〜』



実季はもぐもぐしながら言う。



可愛い。



「良かったなァ」



と微笑む。




ふと思った。



咄嗟にしちまったから考えてなかったけど


これって関節キスじゃねェ?




「悪かった」


謝るか。



『え、なにが?』


素っ頓狂な声を出し俺を見る。





「俺が食ったスプーンだから、関節キスだわ」



そう、言うと



『ええええぁっ!えええ〜……///ほんとだ……』



赤面して顔を隠す。



ほんと、可愛いな。


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