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尊敬様の作品を見てると、とにかく神作品なのがよくわかる、、、
自分で作品を書き始めると、尊敬様のすごさが余計にわかる気がする、?
その分自分の語彙力と構成力のなさが実感されて辛い、、、(((
特に構成とかむずすぎじゃない?
だれか構成力分けて、((
まあ頑張って書き上げます
「キズナのため、決意を胸に。」後編、どうぞ!
「はあっ、はあっ、はあっ、!!」
連絡があり、走って会社へ向かう。
「くっ、!はあっ、はあっ、!!!」
転びそうになりながら、なんとか会議室の扉までたどり着いた。
バンッッ
壊れそうなほど勢いよく扉を開く。
いつもなら注意されるのに、今日は誰も反応しなかった。
みんなそれどころではないのか。それとも、?
「あれ、っ?おんりーちゃんは、?」
いつも注意してくるおんりーが、いない。
遅刻してくることなんて、滅多にないのに、、、
「それに、Menも、。」
家がここから近いはずなのに。
遅刻してくるのはいつものことだけど、緊急なのに遅くなることなんて、あるのか、、、?
「、、、ぼんさん、よく聞いてください」
話しかけてきたドズルさんは、なんだか鼻声だ。
よく見ると、目が赤く、??
それに、おらふくんは部屋の隅で壁の方を見つめたまま振り向かない。
肩が時々震えている。
もしかして、泣いてる__?
「おんりーと、Menが、、、ッッ」
そう呟いたと同時に、ドズルさんの目から涙が溢れ出す。
そして、俺はやっと状況を理解した。
頬に水が伝う。
「ドズさん、それは、、それは、確かな情報なの?ほんとに、ほんとの話なの、?」
言っている俺の声も震えている。
「コクッコクッ」
俺が話しかけた相手は、ゆっくりと頷く。もうしゃべれないほど涙が溢れ出てしまっている。
「嘘、、、2人が、ほんとに、、、?」
俺は現実を信じたくなくて、ただ立ち尽くした。
2人の本気で悲しそうな姿を見てしまった以上、嘘だとは思えない。
だけど、どうしても受け入れられなくて、心が追いついてこなくて__、。
こんな時こそ、みんなを励まさないといけないのに。
明るくいないといけないのに。
最年長として、元気付けてあげなきゃなのに、!
俺も、涙が止まらない。
それからしばらく、啜り泣きの微かな音だけが、3人には広すぎる会議室に響いた。
何分だったのだろう、。
いや、何10分、?
1時間たったのかもしれない。
みんなの涙が枯れた頃。
今日ずっと壁を見て泣き続けていたおらふくんが、こちらへ歩いてきた。
「ん、そういえば、グスッ」
「どしたの、?おらっ、ふくん、?」
「きのっ、の、LINE、って、?」
2人とも途切れ途切れで会話を始める。
ん、?LINE、?
「、?!それって、海岸の写真、?」
「、はいっ、。」
「そこに、なにかあるのかなっ、なんて、。」
「、、、確かに、最後に送ってくるくらいだから、ね、」
「それに、ッッ」
再びドズルさんが言葉に詰まる。
「死体が発見されたのも、写真の海岸の場所っなんだって、、、っ」
再び、沈黙が訪れる。
話を聞いただけでも悲しかったのに、信じたくない話が、取り返しがつかないほどリアルに感じられて、、、
もう会うことはできないんだって、嫌でも信じさせられる。
「とりあえず、行ってみようよ、ね、?」
気づくと、俺はそう口走っていた。
何もしないと、ただ悲しみに溺れてしまいそうで、、、
何か目的を作りたかったのだろう。
2人も頷き、3人は歩き出した。
「ここ、?」
不意におらふくんが呟く。
「そう、かも」
ドズルさんも顔を上げる。
ずっとスマホで最後の会話を見返していたようだ。
みんなで写真を見返してみる。
「ここから撮ったっぽいね、」
「、、、なにもない、?」
何かあるかもって期待したけど、、、
やっぱり、ただの偶然か、
「ん、?」
「どうしたんですか?」
「いや、この石だけ不自然に積まれてるなぁって」
「ほんとだ、もちあげて見ますね」
「、?!」
「手紙、?ですかね?」
「ねぇ、送り主は、?!」
「落ち着いておらふくん、ちょっとまってね」
「、!!!おんりーとMenからだ!!」
「!!!」
「早く、開けてみましょう!!」
「う、うん!そうだね!」
ドズルさん、ぼんさん、おらふくんへ
____________おんりー、Menより
「もう、2人の、ばかっ、!ポロポロ」
読み終わると、もう枯れたはずの涙が再び溢れ出してきてしまった。
「2人がいなかったら、ドズル社じゃないのにっ!!」
「5人だからこそのドズル社なのに!!」
「こんな結末、認められないっ、!!」
ドズルさんは、2人の犠牲がどうしても認められないみたい。
仲間思いのドズルのことだから、そうとう辛いのだろう。
「2人が殺し屋だったなんて、、、」
「あんなに2人とも優しいのに、。」
「なんで2人が、こんな目にあわんといけないんや、、、」
「どうして優しい2人が、殺し屋なんかにならないといけなかったんやっ、!」
「運命は、残酷すぎるよ、、、」
おらふくんは真実を知って放心状態だ。
後輩組として2人の優しさをよりたくさん知っていたからこそ、すんなりと信じることはできないのだろう。
困惑している様子だ。
俺はただただ泣くことしかできなかった。
最後まで俺たちのことを大切にしてくれた2人。
死に際まで優しさに溢れている彼らは、どんな気持ちで殺し屋をやってきたのか。
きっと辛くてたまらなかっただろう。
なぜ励ましてあげられなかったのか。
俺は、2人が辛そうな顔をしているのも知っていたのに、、、
もっと、力になれたはずなのに、、、!!
自分の無力さが、とことん嫌になる
でも、まだ俺にはドズルさんとおらふくんがいる。
2人を励ましてやるのが、せめてもの償いではないだろうか。
おんりー、Men。
俺、決めたよ
2人のことは一生忘れない。
そして、せめて手の届く範囲の人たちのことは、精一杯元気付けることにするよ。
2人のように辛い思いをすることがないように。
もう誰も失わないように。
俺、頑張るから。
2人とも、みててね
そのとき、冬とは思えない暖かい風が吹いた。
その風は、2人が俺の背中を押してくれたように感じた。
決意を胸に、俺は2人に声をかけた。