TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ダンディー・ダーリン「年上の彼と、甘い恋を夢見て」

一覧ページ

「ダンディー・ダーリン「年上の彼と、甘い恋を夢見て」」のメインビジュアル

ダンディー・ダーリン「年上の彼と、甘い恋を夢見て」

44 - スーツが似合う年上の彼に、ときめいて惑わされて -24-

♥

5

2024年08月15日

シェアするシェアする
報告する


「…え? いや、あっ、あの…」


そういうことには心の準備もできてなくてと、うろたえて掴まれている手から逃れようとすると、


逃がさないとばかりに、片腕でぐっと腰が抱え込まれて、


「……君と、寝たいんだ」


あっという間に、ベッドの中へ引き入れられてしまった。


焦りまくる私を尻目に、


「おやすみ」


彼の口から一言が吐き出されて、抱かれた身体がはたと硬直した──。


今、なんて言われました……?


もしかして寝たいって、ただいっしょに眠りたいというだけで……。それならそうと……って言うか、勝手な妄想で一人で赤くなってた私ってば、めちゃくちゃ恥ずかしいんですけどーー!


ますます火照ってくる頬に、向き合わされた彼の頬がくっついて、生えている髭が肌にあたる。


……チクチクするんだけど、髭が。


「……蓮水さん? もう少し離れてもらっても……」


「ん…離さない。このままで……」


離さないって、このままでって……。うわぁー、もうどうしたら……。


心臓はバクバクだし、ましてや真近に感じるヒゲの肌触りが、密着感をより募らせて……。


こんな状態で、寝られるわけなんてないじゃないですかーーーー!


そんな心の叫びも虚しく、傍らの彼は私をしっかりと抱いたまま、いつの間にかもう眠りについていた……。

ダンディー・ダーリン「年上の彼と、甘い恋を夢見て」

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

5

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚